私たちの目は近い距離でものを見続けると、目の周囲にある筋肉が緊張し疲れを感じます。PC作業中はモニターを凝視するため筋肉の緊張が続き、目の疲れ、目がショボショボする、目の奥が痛む、目の奥が熱いといった眼精疲労の症状を感じるようになるのです。
また、涙が出にくくなるドライアイの症状が出る人もいます。これは、モニターの凝視によって涙の分泌を促すまばたきの回数が減り、目の表面が乾燥するからです。涙には目を保護する役割がありますが、分泌量の減少で目の表面が傷つきやすくなってしまいます。
さらに、PCを見つめ続ける人の中には、イライラ、不安、倦怠感、手足のしびれといった心身面での症状が現れるVDT症候群を引き起こすケースもあります。VDT症候群については、後ほど解説しているので参考にしてください。