【AU2020レポート】Twinmotion : Architecture storytelling through real-time visualization
2021年 1月12日
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Martin Krasemann
Epic Games
Revitから1クリックで同期するビジュアライゼーションツール:Twinmotionのデモンストレーションを中心としたセッションでした。冒頭に、Twinmotionは世界中で600K以上ダウンロードされているとの報告あり。また、CGarchitectのコミュニティおよびリアルタイムエンジンと建築ビジュアライゼーションに関連するFacebookグループとソフトウェアフォーラムを通じて収集された調査(2020年6月25日~2020年9月11日までの期間)では、「現在どんなレンダリングエンジンを試していますか?」という設問に関して、UnrealやTwinmotionがLumionやV-Rayを抑えて上位となる調査結果が報告されていました。
少し気になったので、CGarchitectのWebサイトで調査の詳細を確認してみたところ、以下のとおりでした。
2020 Architectural Visualization Rendering Engine Survey Results
2020 Architectural Visualization Rendering Engine Survey Results
「現在どんなレンダリングエンジンを使用していますか?」という設問になると、やはりV-Rayが断トツの状況でした。UnrealやTwinmotionが上位にあげられていたのは、今後あらたなレンダリングエンジンの検討という位置づけの設問に対してでした。
上記項目の調査に先駆けては、「現在追加でレンダリングエンジンを試していますか?」という設問に対し、全体の55%が“Yes”と回答されており、「試しているレンダリングエンジンを採用する可能性はどのくらいありますか?」という設問にも、60%以上が“採用する可能性が高い”もしくは“採用するかもしれない”と回答しているという非常に興味深い調査結果も報告されておりました。
セッションでは、来年ローンチ予定のTwinmotion2021の特長が紹介されていました。リアルタイムレンダリングやBIMツールからのダイレクトリンク、VR活用の簡単な紹介の後、FBXデータを用いて、Twinmotionへのインポートから始まる基本的な手順から紹介され、従前より定評のある利用者に分かりやすく表現されたユーザーインターフェイスを利用したデモンストレーションが展開されました。
FBXデータの取り込みから開始。
Twinmotionにモデルが取り込まれ、ビジュアライズ開始。
Twinmotionのアセットライブラリを利用して、マテリアルを設定していく。下記は水面のマテリアル設定の様子。ドラッグアンドドロップするだけでマテリアルが反映される。
通路アーケードの木質仕上げも同様に、ドラッグアンドドロップするだけでマテリアルが反映される。異なるマテリアルも同様にシミュレーション。
さらに、Scenegraphを利用して複数プランなど整理しながらシミュレーションして仕上げていきます。
外構の植樹は、10年後の成長もスライダーで調整しながら、bushesやGlassも配置し、良い感じに仕上げていきます。構造物と被ってしまった植樹は、Vegetation eraserで簡単に削除できます。
建物仕上げ面のマテリアルも設定して、画像や動画に出力していました。画像を複製して、Scenegraphを利用し、デザインプランのシミュレーションをしたり、マテリアルのスケールなども調整しながら仕上げていきます。
人物などの点景を配置(動きやパスも設定)して、雰囲気を出していきます。
駐車場の車は、とりあえずFBXで取り込んでおいて、ScenegraphとStart replacementを利用して、品質の良いTwinmotionの点景にランダムに入れ替えも可能です。
最後に、Twinmotion Presenterを使用して、Cloudへエクスポートしたり、プレゼンテーションを整理および共有したりできるTwinmotion Cloud Presenterの紹介あり。パートナーや顧客は、PCやMacのパフォーマンスに関係なく、ダウンロードせずにTwinmotionで作成したデータを閲覧できる仕組みのようです。
また、Epic GamesとQuixelの提携によるフォトリアリスティックなアセットを使用して強化するMegascansライブラリのアセットが利用できるような紹介もされていた。これも無料で利用できるならば、いよいよ、Unreal Engineとの連携に期待が持てそうである。
付録
Description
This breakout session takes you to the core of Twinmotion’s real-time rendering capabilities and carries you from the inside out through the basic features up to the great range of visual outputs, enabling you to simply create and effectively communicate the story you need for bringing across your architectural design.
Speaker(s)
Martin Krasemann joined the Twinmotion team in 2013. Specializing in real-time technology and rendering, Martin started as a technical artist working on the Twinmotion library. Now he is a Twinmotion product marketing specialist, creating a bridge between clients and the development team through webinars.
Learning objective 1
Learn the first basic steps of bringing your CAD/BIM data to life upon import into Twinmotion. You’ll get to start right out of the box with Twinmotion’s simple UI, combining an intuitive icon-driven interface, drag-and-drop assets, and one-click workflows. Setting time of the day, doing sun studies and creating beautiful landscapes to frame your design will be a walk in the park.
Learning objective 2
Learn how to share different parts and phases of your design, by creating multiple design options for client reviews and engage stakeholders into the construction process of your project. From placing cameras to VR, learn to create any number of outputs from one single 3D scene.
Learning objective 3
Twinmotion’s 3D characters certainly lend your project its very own character. You’ll learn how to set up 3D Character paths to enliven and invigorate your design, as well as replacing objects coming from your CAD/BIM file with Twinmotion objects with only one click.Learning objective 4Go beyond Twinmotion and take your design to the next level. With Twinmotion 2021 coming up next year, gain some valuable insights into some of the key features that allow to easily share, access and present your projects in the cloud and open up Twinmotion’s pipeline to itsbigger brother, the Unreal