- ホームタブ→修正パネル→フィレットをクリックします。
- コマンドラインに「最初のオブジェクトを選択または[元に戻す(U)ポリライン(P)半径(R)トリム(T)複数(M)]」と表示されるので、キーボードで「R」を入力しEnterまたはSpaceを押します。
- コマンドラインに「フィレット半径を指定」と表示されるので、キーボードで「90」を入力し、EnterかSpaceを押します。
- コマンドラインに「最初のオブジェクトを選択」と表示されるので、線分Aをクリックします。次に「2つ目のオブジェクトを選択」と表示されるので、線分Bをクリックします。
- 半径90でフィレットされました。
【AutoCAD LT操作】図形を修正する3
2021年 3月 3日
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使用頻度の高いAutoCADの面取り、フィレット、トリム、延長の基本操作をご紹介します。トリムおよび延長の操作は、2021バージョンで変更がありました。
面取り
線分Aと線分Bとのコーナーを距離100で面取り(斜めにコーナーをとる)します。
- ホームタブ→修正パネル→面取りをクリックします。
- コマンドラインに「1本目の線を選択または[元に戻す(U)ポリライン(P)距離(D)角度(A)トリム(T)方式(E)複数(M)]」と表示されるので、キーボードで「D」を入力しEnterまたはSpaceを押します。
- コマンドラインに「1本目の面取り距離を指定」と表示されるので、キーボードで「100」と入力します。EnterまたはSpaceを押すと、「2本目の面取り距離を指定」と表示されるので、同様に「100」と入力します。
- コマンドラインに「1本目の線を選択」と表示されるので線分Aをクリックし、次に「2本目の線を選択」と表示されるので線分Bをクリックします。
- 線分Aと線分Bのコーナーが面取りされました。
フィレット
線分Aと線分Bとのコーナーに半径90のフィレット(円弧)を作ります。
一括でフィレットする
ポリラインをフィレットする場合、全てのコーナーを一括でフィレットできます。
- ホームタブ→修正パネル→フィレットをクリックします。
- コマンドラインに「最初のオブジェクトを選択または[元に戻す(U)ポリライン(P)半径(R)トリム(T)複数(M)]」と表示されるのでキーボードの「P」を押してEnterします。
- フィレットを入れたいポリラインにカーソルを合わせてEnterします。
- 全てのフィレットが完了しました。
- * 面取りでも、面取りコマンドから「P」を押すことと一括で面取りできます。
離れた線分でコーナーを作る
面取りやフィレットで、離れた線分を距離「0」でつなげます。
- 数値指定の際に、面取りでは面取り距離の指定で「0」を入力し、フィレットでは半径で0を入力します。
- 二つの線分にて、コーナーを作れました。
- * Shiftキーを押しながら二つの線分を選択しても同じ結果を得られます。
トリム
2021バージョンでは、トリム、延長コマンドがより簡単に行えるクイックモードが標準装備されました。図面内の全てのオブジェクトが、自動的に切り取りエッジまたは延長エッジとして機能するため、従前のように最初に手動で指定する必要がありません。
1. ホームタブ→修正→トリムよりトリムコマンドを実行します。
2. トリムしたいオブジェクトをクリックすると、ほかのオブジェクトのエッジとぶつかる位置でトリムします。
3. オブジェクトをクリックしてトリムした図形から、次はフェンスモードでトリムします。図形のない位置でクリックするとフェンスモードに切り替わり、最初にクリックした点から次にクリックした点までにかかる図形を全てトリムします。
4. フェンスモードでトリムできました。次にマウスを使ってフリーハンドでトリムしてみます。
5. フリーハンドでトリムできました。
- * 延長の場合は、ほかのオブジェクトのエッジとぶつかる位置までオブジェクトを延長します。
ヒント
2020以前のバージョンと同じようにエッジ/境界エッジを指定したい場合は、コマンドラインであるシステム変数「TRIMEXTENDMODE」を入力し、Enterキーを押します。
[TRIMEXTENDMODE の新しい値を入力<0>:]と表示されるので「0」と入力し、Enterキーを押します。