AutoCADパレットの使用方法とブロックの登録

2024年 6月 3日

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AutoCADでツールパレットを使いこなすには? Vol.2

先回の記事では、「ツールパレットを使用するとどんなことができるか」をお伝えしました。今回は、ツールパレットを扱ううえでの基本操作と具体的な使用方法として「ブロックの登録」についてお伝えします。

AutoCADツールパレットとは

ブロックを使用する場合の問題点

ブロックは大変便利な機能です。多くのユーザー様がお使いのことと思います。よく使用する部品や製図の要素として、記号類や図枠などを登録してお使いいただいているのではないでしょうか。

しかしながら、ブロックを使用する際の悩みごとは、ブロックを作成した後の挿入方法や運用・管理にあると思います。特にチームで業務を行う場合、ブロックに対する知識やブロックの運用ルールの認識にメンバー間でばらつきがあると、データが煩雑になりがちで流用性がなくなり、結果として作業効率がダウンしてしまいます。ツールパレットにブロックを登録し、使用するとさまざまな問題が解決すると思います。

パレットの基本操作

ツールパレットのパレット(タブ)を作成する

既定値以外のパレットを新規に作成する方法です。

1.表示タブ/パレット/ツールパレット(TOOLPALETTES)を実行します。

図1

2.ツールパレットの上で右クリックし、パレットを新規作成を実行します。

図2

  • * アイコンの上以外で右クリックをします。

3.パレットに名前を付与します。今回はTest_Blockとします。

図3

ツールパレットのパレットの名前を変更する

作成したパレットの名前を変更する場合は、変更するパレット(タブ)の上で右クリックし、パレットを名前変更を実行します。

図4

ツールパレットのパレット(タブ)を削除する

作成したパレットを削除する場合は削除するパレット(タブ)の上で右クリックし、パレットを削除を実行します。

図5

ツールパレットのパレット(タブ)の位置を変更する

既存のパレットの順序を変更する方法です。移動したいパレット(タブ)の上で右クリックし、「上へ移動」または「下へ移動」を実行します。

図6

パレットに登録されたアイコンの表示を制御する

パレットに登録されたアイコンの表示を制御する方法です。パレットの上で右クリックし、表示オプションを実行します。適用先を「現在のパレット」か「全てのパレット」かを指定できます。

図7

図8:表示形式

パレットに表示されたアイコンの順序を変更する

パレットに表示されたアイコンは、アイコンをドラッグすることで順番を変更できます。

図9

ブロックを登録する

パレットにブロックを登録する方法です。

ファイルから直接ブロックを登録する

1.内部ブロックが登録・配置されているファイルを開きます。

2.ブロックをコピー/貼り付け、またはドラッグ&ドロップでパレットに登録します。

図10

注記・表などを登録する

注記・表などは直接ドラッグ&ドロップするとコマンドとして登録されてしまいます。既に作成済みのこれらのオブジェクトを流用するには、いったんブロックを作成し、ブロックとして登録する手法がお勧めです。

1.下図のように表・文字をブロックにします。

図11

2.パレットに登録します。

図12

3.挿入後に分解して表・文字として使用します。

DESIGNCENTER(ADCENTER)を使用する

DESIGNCENTERを使用すると、ファイルに保存された内部ブロックを一括してパレットに登録できます。

1.内部ブロックが登録されているファイルを開きます。

図13

2.DESIGNCENTERを開きます。表示タブ/パレット/DESIGNCENTER

図14

3.開いている図面タブでファイルを選択し、「+」を展開し、ブロックの項目を表示します。下図のように内部ブロックの一覧が表示されます。

図15

  • * 開いているファイルが複数ある場合は、複数ファイルが表示されます。
  • * ファイルを開かない場合はフォルダータブを使用します。

4.登録したいブロックを複数選択し、ドラッグ&ドロップで既存のパレットに登録できます。

図16

新規でパレットを自動で作成し、全ての内部ブロックをパレットに登録できます。DESIGNCENTERのブロック項目で、アイコン以外の上で右クリックし、ツールパレットを作成を実行します。

図17

  • * パレット名はファイル名になります。
  • * 不要なブロックはパレットから削除します。
  • * DESIGNCENTERで複数ブロックを選択してツールパレットを作成を実行することもできます。

ファイルを登録する

前項では、ブロックを個々にパレット登録する方法をご紹介しました。しかし、管理するブロックの数が膨大だと、登録も管理も手間暇がかかります。また、「個々の部品をブロックにして使用するほどではないけれど、共通部品として使用したい」といった場合があるかと思います。

そんな場合は、パレットにファイルを登録することをお勧めします。ファイルの登録はWindowsのエクスプローラーを使用し、ドラッグ&ドロップで簡単に登録できます。

図18

  • * ファイルを登録した場合の挿入基点はファイルの原点になります。

ブロック・ファイルを登録するときの注意点

ソースファイルについて

ブロック・ファイルを登録する場合は、登録元のファイルパスやファイル名に注意する必要があります。ソースファイルはアイコンの上で右クリックし、プロパティ/ソースファイルで確認することができます。

図19

ソースファイルの保存場所を変更、ファイル名の変更などでリンクが切れてしまった場合は、一度パスをクリックし、右の参照ボタンでリンク先を再設定してください。

図20

パレットに登録されたブロックを更新する場合

ソースファイルの内部ブロックを更新すると、下図のようにパレットに表示されたアイコンのイメージは自動では更新されません。

図21

アイコンの上で右クリックし、ツールイメージを更新を実行してください。

図22

皆さんいかがでしたでしょうか? ソースファイルの保存先やファイル名、ツールパレットのパレット(タブ)をどんな種別で作成するかをイメージしていただき、ぜひブロックの登録をお試しください。

次回は、ツールパレットに登録したブロックの活用方法、コマンドの登録方法についてご案内します。

AutoCAD登録したブロックの活用方法とコマンドの追加