CADを使った副業はどんなものがある? 仕事の探し方と注意点も解説
2024年10月15日
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CADオペレーターとして働いている人や、過去にCADオペレーターとして働いていた方の中には、CADを使った副業で稼ぎたいと考えている人も多いのではないでしょうか。CADを使った副業はほかの仕事と比較しても報酬が高めとなっており、業務時間が短くても高い報酬を期待できます。
本記事では、CADを使った副業の業務例や仕事の探し方、注意点などについて分かりやすく解説します。
CADを使った副業は報酬が高め
CADを使った副業は求められるスキルが高いため、報酬水準は、ほかの副業と比較しても高めです。
また、グローバル市場での需要もあるため、海外のクライアントからお仕事をもらえることもあるでしょう。海外のクライアントから取引した場合には、為替の恩恵を受けられる可能性もあります。
CADを使った副業の業務例
CADを使った副業の業務例を紹介します。
- 施工用図面の作成
- PDFデータをCADデータに変換
- 金属部品図面の作成
それぞれについて解説します。
施工用図面の作成
建築や土木の施工図面の作成は、CADを使った副業の代表例です。
施工図面の作成業務では、建築家や設計事務所から提供された基本設計図をもとに施工図面を作成します。必要に応じて3D図面を作成することもあります。
施工図面は現場作業の指針となる図面なので、正確に図面を作成することが求められます。なお、施工図面の作成スピードは、プロジェクトの進行に直接影響を与えるため、納期をきちんと守りつつ、品質を保った図面を納品しなければなりません。
PDFデータをCADデータに変換
PDFデータをCADデータに変換する業務も、CADを使った副業の代表例です。
古い図面や手書きの設計図は、PDFデータとして保存されていることが多く、このようなPDFデータをCADデータに変換することで、設計業務の効率化や資産の有効活用などを実現できます。
CADデータに変換する業務では、PDFファイルをCADソフトに取り込み、線・形状・寸法・テキストなどの情報をCADデータで正確に再現していきます。この業務は建築、機械、電気などさまざまな業界で需要のあり、それぞれの業界の知識を生かすことができる点も魅力です。
金属部品図面の作成
金属部品図面の作成は、製造業や機械設計分野で需要のある副業です。金属部品図面の作成業務では、クライアントの要求仕様に基づいて金属部品の設計図面を作成します。
2D図面だけでなく、3Dモデリングが必要になるケースもあります。また金属部品は、ほかの部品と組み合わせて利用されるケースがほとんどのため、干渉チェックや組み立てがきちんとできるかの確認も必要な作業です。
難易度の高い案件では、製造プロセスを考慮した設計やコスト削減のための設計最適化が求められることもあります。
CADを使う副業の探し方
CADを使う副業の探し方は以下の通りです。
- クラウドソーシングで探す
- 派遣会社に登録する
- SNSで自分のスキルや実績を発信する
それぞれについて解説します。
クラウドソーシングで探す
CADを使った副業は、クラウドソーシングサイトで見つけられます。時間や場所の制約が少ない案件が多いため、専業主婦や学生の方でも案件を見つけやすいでしょう。
クラウドソーシングでは、自分のスキルに合った案件を自分で検索し、直接クライアントと連絡をとって仕事の獲得を目指します。プロフィールを充実させ、過去の実績や得意な業務・分野をできるだけ詳しく記載するようにしてください。
実績を積むことで、高単価案件や大規模案件を獲得することができます。
派遣会社に登録する
CADを使った副業を見つけたい場合には、派遣会社への登録も一つの手です。CADオペレーターやデザイナーの需要は非常に高く、このような業種に特化した専門の派遣会社もあります。
派遣会社経由で仕事をもらう場合には、契約手続きや請求管理などを任せられる点が大きなメリットです。長期間にわたるプロジェクトや大手企業のプロジェクトに携われる可能性も高いため、キャリアアップを目指す人にもおすすめです。
派遣会社に登録する際には、保有資格や希望勤務条件、過去の実績などをキャリアコンサルタントに伝え、自分の強みを生かせる案件の獲得を目指しましょう。
SNSで自分のスキルや実績を発信する
SNSで自分のスキルや実績を発信することで、副業の相談が来ることもあります。
また、CADに関する情報やTipsなどを共有することで、フォロワー数を増やせるでしょう。SNSを通じて仕事の相談が来るようになれば、積極的に営業をする必要がなくなります。
自分の強みを生かした副業に取り組みたい場合には、SNSで情報発信をすることも検討してみてください。
CADを使って副業をする時の注意点
CADを使って副業をする時の注意点は以下の通りです。
- 本業の仕事と両立できる業務量にする
- 自分のスキルが足りないときは無理しない
- 自分の利用しているCADソフトと取引先のソフトが同じか確認する
- 年間収入が20万円以上になるときは確定申告を行う
それぞれについて解説します。
本業の仕事と両立できる業務量にする
CADを使った副業を行う場合には、本業とのバランスを考慮しましょう。
副業に熱中するあまり、本業のパフォーマンスが落ちたり、寝不足になってしまったりすることは避けなければなりません。自分の空き時間と体力を確認して、無理のない範囲で副業を行いましょう。
週末のみの作業にする、平日の夜数時間のみ稼働する、など副業に割く時間を明確にしてことをおすすめします。また、予期せぬ残業や体調不良にも対応できるようにゆとりを持った納期を設定するようにしてください。
自分のスキルが足りないときは無理しない
CADを使った副業に取り組む際には、自分のスキルを客観的に評価することを忘れないでください。スキル不足の状態で案件を受けてしまうと、品質の低下や納期遅延などが発生する可能性があります。
自分のスキルに不安がある場合には簡単な案件から始めるようにしましょう。
また、自分の使ったことのないCADソフトで作業することを求められた場合には、学習に必要な時間を考慮した上で引き受けるか判断するようにしてください。
自分の利用しているCADソフトと取引先のソフトが同じか確認する
CADを使った副業を行う場合には、自分が使用しているCADソフトと取引先が使用しているCADソフトが同じかどうか確認するようにしましょう。
もし違うCADソフトを利用している場合には、クライアントが必要としているファイルの形式やバージョンを確認し、自分の使っているCADソフトでも対応可能かどうか確認するようにしてください。
自分の使っているCADソフトのバージョンが古い場合には、アップデートも視野に入れて判断することが大切です。
年間収入が20万円以上になるときは確定申告を行う
CADを使った副業に限ったことではありませんが、副業で得た収入が年間20万円を超える場合には確定申告が必要になります。確定申告を怠ると、後に税務署から指摘を受けて追徴課税や加算税が課される可能性があります。
個人事業主として開業する場合には、事業に係る費用は経費計上することもできます。
何か分からないことがある場合には税理士に相談するなどを対応を行いましょう。
まとめ
本記事では、CADを使った副業の業務例や仕事の探し方、注意点などについて分かりやすく解説しました。
CADを使った副業は求められるスキルが高いため、報酬水準はほかの副業と比較しても高めに設定されています。
本記事を参考に、CADを使った副業案件を探してみてくださいね。