意匠設計段階から活用が進み出したBIMは、構造設計段階では構造計算プログラムとのデータ連携により、構造BIMへの取り組みが促進され、さらに設備設計でも活用されることで、設計から施工、維持管理に至るまでの全ての情報を一元化して管理し、作業を合理的で効果的に進められるようになるはずです。
近年、建築設備業界でも業務効率化や施工品質の向上目指し、大手サブコン中心に本格的なBIMへの取り組みが開始され、その運用状況や設備工事におけるBIM活用の課題なども報じられるようになってきました。
そこで今回は、2023年5月にオートデスク株式会社主催で開催された「国内設備業界とAutodeskの業界変革 ~そうそう、こういうこと! BIMのデータを活用したプロジェクトの最適設計~」の中から、株式会社日本設計の吉原様が講演された「設備設計でのBIM活用の紹介」より、設備BIMのマインドセットに関する部分を抜粋させていただき、「設備設計」で使うRevitかんたんレシピとしてまとめました。
このガイドブックが、BIMをはじめとする建設関連業者の生産性向上の取り組みを促進し、RevitがCADと共に使用する新しい設計支援ツールとなることを願ってやみません。