3D CAD向けお薦めノートパソコンは? スペックから見る重要性

2021年 3月 4日

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3D CADを導入する場合、パソコンのスペックに気をつける必要があります。

3D CADのデータは2D CADデータよりも重く、特にアセンブリの作業中にスペックが低いノートパソコンを使用すると、形状を正しく表示できなかったり表示に時間がかかったりと、作業効率にかなりの影響が出ることがあります。3D CADをノートパソコンで利用する場合は、スペックの高いものが必要となります。

3D CADにはハイスペックのノートパソコンが必要

3D CADには操作時にストレスを感じないよう、ワークステーションと呼ばれる高いスペックのノートパソコンが必要です。

一般的なノートパソコンと比べるとかなり高価なものですが、ノートパソコンで3D CADを動かすためには導入する必要があるでしょう。

ノートパソコンを選ぶ際には、次の三つのポイントを考慮しておきましょう。

ポイント1.メモリーが8GB以上

3Dデータは2Dデータよりもメモリーを多く使用します。

2D CAD用のノートパソコンでは3D形状を正しく表示するのに時間がかかったり、一つの操作に時間がかかったりと操作効率が低下することがあるため、少しでもメモリー容量が大きいノートパソコンが必要となります。

メモリーは8GB以上、特に16GB以上を推奨しています。

ポイント2.グラフィックボードがQuadroのものを選ぶ

ノートパソコンで3Dデータを鮮明に表示するためには、搭載されているグラフィックボードがCADと相性の良いものである必要があります。相性の悪いグラフィックボードを使うと、作業効率が落ちるどころかCAD自体が正常に動作しません。

3D CADでは、OpenGLというAPIを採用しています。そのため、グラフィックボードも同じOpenGLを採用したものでなければ動作が非常に遅くなり、作業効率が低下してしまいます。

グラフィックボード名ソフト相性特徴
QuadroCADCADと同じ3D表見のOpenGLを採用
FireProCADOpenGLを採用しているので、相性自体は悪くない
ただし、多くのCADメーカーでは推奨されていない
GeForceゲーム×ゲーム用でOpenGLを使っていないので、相性が悪い
Redeonゲーム×ゲーム用でOpenGLを使っていないので、相性が悪い

ポイント3.液晶ディスプレイのサイズ

ディスプレイサイズは15インチ以上がお薦めです。複数ファイルを同時に開く場合は、外付けモニターを活用するのもよいでしょう。

2D CADでも同様に、複数ファイルを並べて表示し形状の比較やほかのデータを参照、CAD画面の分割表示などを行う際にはモニターを拡張できるようにしておくと便利です。

また、外付けモニターを利用する場合は、解像度は1,920×1,080px以上をお薦めします。

3D CAD向けお薦めのノートパソコン

3D CAD用としてのスペックを満たしているお薦めのノート型ワークステーションを、4台ご紹介します。

4台とも製造業向け3D CADマシンとしてはもちろんですが、BIM / CIMに対応できるモデルについては建築系・土木系の3D CADマシンとしてもご活用いただけます。

1.HP ZBook 15 Fury G7 Mobile Workstation

OSWindows 10 Pro 64bit
CPUインテル Core i7-10750Hプロセッサー(2.60GHz-5.0GHz、6コア / 12スレッド、キャッシュ12MB)
メモリー16GB 2666MHz DDR4(8GBx2)空きスロット×2
HDD512GB M.2 SSD(PCIe、NVMe、TLC)+1TB SATA HDD
グラフィックスNVIDIA Quadro T1000 with Max-Q Design(4GB GDDR6)
モニター15.6インチワイド フルHD液晶(非光沢パネル)
本体サイズ幅 357×奥行き 242.5×高さ 25.9mm
質量2.5kg

前機種よりも小型軽量化した15.6インチの高性能モバイルワークステーション。インテルCore i7プロセッサーを搭載し、高負荷がかかるソフトウェアアプリケーションでも快適な作業環境をご提供します。

HP ZBook 15 Fury G7 Mobile Workstation 製品情報

2.HP ZBook Studio G7 Mobile Workstation スタンダードモデル

OSWindows 10 Pro 64bit
CPUインテル Core i7 10750Hプロセッサー(2.60GHz-5.0GHz、コア数6/スレッド12、キャッシュ12MB)
メモリー16GB 2933MHz DDR4 メモリー(オンボード)
HDD512GB M.2 SSD(PCIe、NVMe、TLC
グラフィックスNVIDIA Quadro T1000 with Max-Q Design(4GB GDDR6)
モニター15.6インチワイド フルHD 液晶ディスプレイ(非光沢パネル)
本体サイズ幅 354×奥行 234.6×高さ 17.9mm
質量1.9kg

「ワークステーションクラスの性能をモバイルでも」をコンセプトに開発。3D CAD・BIM / CIM向け、ハイエンドグラフィックスを搭載した高性能モデル。強度と耐久性確保のためにCNCアルミ一体形成を施していますが、重さ1.9kgが魅力。

HP ZBook Studio G7 Mobile Workstation スタンダードモデル 製品情報

3.HP ZBook Studio G7 Mobile Workstation パフォーマンスモデル

OSWindows 10 Pro 64bit
CPUインテル Core i7-10850Hプロセッサー(2.70GHz-5.1GHz、コア数6/スレッド12、キャッシュ12MB)
メモリー32GB 2933MHz DDR4 メモリー(オンボード)
HDD1TB M.2 SSD(PCIe、NVMe、TLC)
グラフィックスNVIDIA Quadro T2000 with Max-Q Design(4GB GDDR6)
モニター15.6インチワイド フルHD 液晶ディスプレイ(非光沢パネル)
本体サイズ幅 354×奥行 234.6×高さ 17.9mm
質量1.9kg

「ワークステーションクラスの性能をモバイルでも」をコンセプトに開発。3D CAD・BIM / CIM向け、ハイエンドグラフィックスを搭載した高性能モデル。強度と耐久性確保のためにCNCアルミ一体形成を施していますが、重さ1.9kgが魅力。

HP ZBook Studio G7 Mobile Workstation パフォーマンスモデル 製品情報

4.Lenovo ThinkPad P15

OSWindows 10 Pro 64bit
CPU第10世代インテル Core i7-10850H プロセッサー
メモリー32GB(16GBx2)(PC4-25600 DDR4 SDRAM SODIMM)
HDD1TB ソリッドステートドライブ(M.2 PCIe NVMe, OPAL2.0)
グラフィックスNVIDIA Quadro T2000 グラフィックス(4GB GDDR6)
モニターLED バックライト付き 15.6型 HDR FHD IPS液晶(1920x1080ドット、16:9)、光沢なし
本体サイズ幅 375.4×奥行 252.3×高さ 24.5~31.45mm
質量約2.74kg

NVIDIA Quadro T 2000搭載および第10世代インテルCore i7-H プロセッサーを搭載。従来よりもパワフルなモバイルグラフィックスパワーをご提供します。

ThinkPad P15 製品情報

まとめ:3D CAD用のパソコンはスペックが重要

ノートパソコンでの3D CAD導入を行う場合には、次の3点に気をつけてパソコンの選定をご検討ください。

  • メモリーが8GB以上であること
  • グラフィックボードはNVIDIAのQuadroを搭載していること
  • ディスプレイサイズは15インチ以上であること

3D CADのデータをストレスを感じることなく表示し、作業効率も低下させることなく使うのであれば、使用するノートパソコンのスペックは非常に重要です。

今回の記事を参考にしていただき、ご利用予定のCAD製品とパソコンのスペックを見比べてみてはいかがでしょうか。

さらに詳しく知りたい方へ

日本HPがCAD用に開発したZBook G7シリーズ。新モデルの3機種「HP ZBook Studio G7」「HP ZBook Firefly 14 G7」「HP ZBook 15 G6」で実際にSOLIDWORSKを操作し、一連の操作にかかる時間やメモリー使用量などを計測。そのレポートをお届けします。

【CAD用パソコン】HP ZBook G7シリーズ パフォーマンス比較