3D CAD向けお薦めノートパソコンは? スペックから見る重要性

2019.3.8

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3D CADを導入する場合、パソコンのスペックに気をつける必要があります。

3D CADのデータは2D CADデータよりも重く、特にアセンブリの作業中にスペックが低いノートパソコンを使用すると、形状を正しく表示できなかったり表示に時間がかかったりと、作業効率にかなりの影響が出ることがあります。3D CADをノートパソコンで利用する場合は、スペックの高いものが必要となります。

3D CADにはハイスペックのノートパソコンが必要

3D CADには操作時にストレスを感じないよう、ワークステーションと呼ばれる高いスペックのノートパソコンが必要です。

一般的なノートパソコンと比べるとかなり高価なものですが、ノートパソコンで3D CADを動かすためには導入する必要があるでしょう。

ノートパソコンを選ぶ際には、次の三つのポイントを考慮しておきましょう。

ポイント1.メモリーが8GB以上

3Dデータは2Dデータよりもメモリーを多く使用します。

2D CAD用のノートパソコンでは3D形状を正しく表示するのに時間がかかったり、一つの操作に時間がかかったりと操作効率が低下することがあるため、少しでもメモリー容量が大きいノートパソコンが必要となります。

メモリーは8GB以上、特に16GB以上を推奨しています。

ポイント2.グラフィックボードがQuadroのものを選ぶ

ノートパソコンで3Dデータを鮮明に表示するためには、搭載されているグラフィックボードがCADと相性の良いものである必要があります。

相性の悪いグラフィックボードを使うと、作業効率が落ちるどころかCAD自体が正常に動作しません。

3D CADでは、OpenGLというAPIを採用しています。
そのため、グラフィックボードも同じOpenGLを採用したものでなければ動作が非常に遅くなり、作業効率が低下してしまいます。

グラフィックボード名 ソフト 相性 特徴
Quadro CAD CADと同じ3D表見のOpenGLを採用
FirePro CAD OpenGLを採用しているので、相性自体は悪くない
ただし、多くのCADメーカーでは推奨されていない
GeForce ゲーム × ゲーム用でOpenGLを使っていないので、相性が悪い
Redeon ゲーム × ゲーム用でOpenGLを使っていないので、相性が悪い

ポイント3.液晶ディスプレイのサイズ

ディスプレイサイズは15インチ以上がお薦めです。複数ファイルを同時に開く場合は、外付けモニターを活用するのもよいでしょう。

2D CADでも同様に、複数ファイルを並べて表示し形状の比較やほかのデータを参照、CAD画面の分割表示などを行う際にはモニターを拡張できるようにしておくと便利です。

また外付けモニターを利用する場合は、解像度は1,920×1,080px以上をお薦めします。

3D CAD向けお薦めのノートパソコン

3D CAD用としてのスペックを満たしているお薦めのノート型ワークステーションを、三つご紹介します。

3台とも製造業向け3D CADマシンとしてはもちろんですが、BIM / CIMに対応できるモデルについては建築系・土木系の3D CADマシンとしてもご活用いただけます。

1.HP ZBook 15 G5 Mobile Workstation エントリモデル

OS Windows 10 Pro 64bit
CPU Core i7-8750H 2.20GHz
メモリー 16GB 2666MHz DDR4 (8GB×2)
HDD 512GB M.2 SSD
グラフィックス NVIDIA Quadro P1000 (4GB GDDR5)
モニター 15.6インチワイド フルHD液晶

最新のNVIDIAGPUを搭載し旧型のNVIDIAGPUと比較して、3倍ものグラフィックパフォーマンスと2倍の計算処理能力を実現した最新型ワークステーションです。

筐体内の排熱を行えるようにデザイン設計されており、軽量化を実現しています。

HP ZBook 15 G5 Mobile Workstation エントリモデル 製品情報

2.HP ZBook 15 G5 Mobile Workstation ハイエンドモデル

OS Windows 10 Pro 64bit
CPU Core i7-8850H 2.60GHz
メモリー 16GB 2666MHz DDR4 (8G×2)
HDD 512GB M.2 SSD
グラフィックス NVIDIA Quadro P2000(4GB GDDR5)
モニター 15.6インチワイド フルHD液晶

またエントリモデルのスペックに加え、BIMソフトやCIMソフトをストレスなく動かすことができるほどの高性能CPUを搭載しています。

3D形状のモデリングやアセンブリだけでなく、プレゼンテーション用のアニメーション制作やCGモデルのレンダリングにも対応できます。大規模な製品設計には欠かせないノート型ワークステーションです。

HP ZBook 15 G5 Mobile Workstation ハイエンドモデル 製品情報

3.HP ZBook Studio G5 プロフェッショナルモデル

OS Windows 10 Pro 64bit
CPU Core i7-8750H 2.20GHz
メモリー 16GB 2666MHz DDR4 (16GB×1)
HDD 512GB M.2 SSD
グラフィックス NVIDIA Quadro P1000 (4GB GDDR5)
モニター 15.6インチワイド フルHD液晶(HP Sure View搭載)

高性能CPUと16GBのメモリー搭載を実現し、大規模建築物などの3次元設計や3D CG製作にも対応可能です。

薄さ18.9mm、重さ2.1kgと、高性能ワークステーションでありながら薄型軽量モデルを実現しています。持ち運びにも便利で、利用場所を選びません。

HP ZBook Studio G5 プロフェッショナルモデル 製品情報

まとめ:3D CAD用のパソコンはスペックが重要

ノートパソコンでの3D CAD導入を行う場合には、次の3点に気をつけてパソコンの選定をご検討ください。

  • メモリーが8GB以上であること
  • グラフィックボードはNVIDIAのQuadroを搭載していること
  • ディスプレイサイズは15インチ以上であること

3D CADのデータをストレスを感じることなく表示し、作業効率も低下させることなく使うのであれば、使用するノートパソコンのスペックは非常に重要です。

今回の記事を参考にしていただき、ご利用予定のCAD製品とパソコンのスペックを見比べてみてはいかがでしょうか。

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