次の一連の操作を行う。検証用モデルにはSOLIDWORKSを用いた。
- ソフトウェア起動
- アセンブリファイルを開く
- 部品ファイルを編集
- 干渉チェック
- 標準3面図+アイソメ図作成
- 断面図作成
- 図面ファイル保存
- ソフトウェア終了 など合計20操作
CAD用に開発されたZBook G7シリーズ
日本HPはCADエンジニア・クリエーター向けモバイルワークステーション「HP ZBookシリーズ」の新モデルを発表しました。「ワークステーションクラスの性能をモバイルでも」をキャッチコピーに性能を重視しつつも軽量薄型も図られています。
新モデルの3機種「HP ZBook Studio G7」「HP ZBook Firefly 14 G7」「HP ZBook 15 G6」で実際にSOLIDWORSKを操作し、一連の操作にかかる時間やメモリー使用量などを計測。そのレポートをお届けします。
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HP ZBook Studio G7 パフォーマンスモデル | HP ZBook Studio G7 スタンダードモデル | HP ZBook Firefly 14 G7 | HP ZBook 15 G6 | |
---|---|---|---|---|
OS | Windows 10 Pro バージョン2004 | Windows 10 Pro バージョン2004 | Windows 10 Pro バージョン1909 | Windows 10 Pro バージョン1903 |
CPU | Intel Core i7-10850H 2.70GHz 5.1GHz(6コア) | Intel Core i7-10750H 2.60GHz 5.0GHz(6コア) | Intel Core i7-10510U 1.8GHz 4.9GHz(4コア) | Intel Core i7-9850H 2.60GHz 2.59GHz(6コア) |
HDD | SSD(M.2 PCIe、NVMe、TLC) | SSD(M.2 PCIe、NVMe、SED OPAL2、TLC) | SSD(M.2 PCIe、NVMe、TLC) | SSD(M.2 PCIe、NVMe) |
キャッシュ メモリー | 12MB | 12MB | 8MB | 12MB |
最大仮想 メモリー | 98,304MB | 49,152MB | 49,152MB | 98,304MB |
グラフィックス エンジン | NVIDIA Quadro T2000 with Max-Q Design | NVIDIA Quadro T1000 with Max-Q Design | NVIDIA Quadro P520 | NVIDIA Quadro T2000 |
HP ZBook Studio G7
HP ZBook Firefly 14 G7
HP ZBook 15 G6
次の一連の操作を行う。検証用モデルにはSOLIDWORKSを用いた。
構成部品の合計は1,042点
HP ZBook Studio G7 パフォーマンスモデル(03:04)
HP ZBook Studio G7 スタンダードモデル(03:14)
HP ZBook 15 G6(03:24)
HP ZBook Studio G7 パフォーマンスモデル | HP ZBook Studio G7 スタンダードモデル | HP ZBook Firefly 14 G7 | HP ZBook 15 G6 | |
---|---|---|---|---|
ソフトウェア起動(1回目) | 00:08 | 00:08 | 00:08 | 00:12 |
ソフトウェア起動(2回目) | 00:06 | 00:07 | 00:07 | 00:07 |
アセンブリファイルを開く | 00:07 | 00:09 | 00:08 | 00:08 |
部品ファイルを選択 | 00:01 | 00:01 | 00:01 | 00:01 |
部品ファイルを開く | 00:02 | 00:02 | 00:02 | 00:02 |
部品ファイルを編集 | 00:05 | 00:04 | 00:05 | 00:05 |
フィーチャ再構築 | 00:05 | 00:06 | 00:06 | 00:06 |
アセンブリファイル再構築 | 00:02 | 00:02 | 00:03 | 00:03 |
アセンブリファイル保存 | 00:01 | 00:02 | 00:02 | 00:02 |
干渉チェック | 1:56 | 02:00 | 02:12 | 02:04 |
アセンブリファイル保存 | 00:01 | 00:01 | 00:01 | 00:01 |
標準3面図+アイソメ図作成 | 00:05 | 00:05 | 00:05 | 00:05 |
平面図削除 | 00:01 | 00:01 | 00:01 | 00:01 |
作図スケール変更 | 00:03 | 00:04 | 00:04 | 00:04 |
断面図作成 | 00:02 | 00:02 | 00:03 | 00:03 |
アセンブリファイル編集 | 00:01 | 00:01 | 00:01 | 00:01 |
図面ファイル更新 | 00:12 | 00:12 | 00:13 | 00:13 |
図面ファイル保存 | 00:03 | 00:04 | 00:03 | 00:03 |
アセンブリファイル保存 | 00:01 | 00:01 | 00:01 | 00:01 |
全てのファイルを閉じる | 00:01 | 00:01 | 00:01 | 00:01 |
ソフトウェア終了 | 00:01 | 00:01 | 00:01 | 00:01 |
合計 | 03:04 | 03:14 | 03:28 | 03:24 |
HP ZBook Studio G7を各SOLIDWORKSバージョンで、パフォーマンスモデルとスタンダードモデルで比較すると、各操作のタイム差は小さいが少しずつパフォーマンスモデルの方が速い結果となった。
SOLIDWORKSでの通常のCAD操作(モデリング・干渉認識・再構築など)はCPU性能が優れている方が処理速度が速い。拡大・縮小・回転・移動表示では、GPUの処理性能が高いマシンの方がパフォーマンスが高い傾向にある。
本ページでは一連の作業時間の比較レポートをご紹介しましたが、無料の資料にはそれ以外にもメモリー使用量、大規模アセンブリ計測、レンダリングパフォーマンスベンチマークテストなどをまとめています。
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パフォーマンステスト ~SOLIDWORKS 2020~
主な内容