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Autodesk Inventor便利テクニック塾 ~ソリッド形状をスイープした際の軌跡をモデル作成に活用する方法(2020新機能)~
2019年10月10日
製造業
Autodesk Inventor 2019以前のバージョンでは、ソリッド形状をスイープする機能がなかったため軌跡をモデル化したり、エンドミル加工の結果をモデル化したりすることが困難でした。Inventor 2020の新機能では、ソリッド形状をスイープする機能が搭載されたため、エンドミル加工の結果をモデル化できるようになりました。
本ページでは、Inventor 2020を使用し、次のようなお困りごとを解決できます。
- ソリッド形状をスイープした際の軌跡をモデル化したい。
- エンドミル加工の結果をモデルに表現したい。
操作方法
1.直径30mm、高さ50mm、厚み1mmの円筒形状を作成します。
2.円筒形状の片側を貫通する直径5mmの円柱形状を別ソリッドとして作成します。
3.手順2で作成した円柱形状が通過するパスを作成します。
(今回の例では3Dスケッチ→らせん曲線で高さ20mm、回転数0.25のらせんカーブを描いた)
4.[スイープ]コマンドを実行します。
5.「プロファイルを選択」の右側にあるソリッドスイープボタンをクリックします。
6.「ソリッドを選択」のメッセージに変化したことを確認のうえで手順2で作成した円柱形状を選択します。
7.パスとして手順3で作図したらせん曲線を選択します。
8.「ブール演算」オプションから「切り取り」を選択します。
9.OKボタンの上にある「ソリッドを選択」で手順1で作成した円筒形状を選択します。
10.スイープのプレビュー表示が行われ、スイープ画面のOKボタンが押せるようになりますのでOKボタンをクリックします。
以上の操作で以下のようにエンドミル加工の結果と同様のモデルが作成されます。
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