Autodesk Recap Proはさまざまなファイル形式の点群データを参照・編集することができるソフトです。他のオートデスク製品で点群データを取り扱うための前処理として有効です。
3D/点群データの拡張子の一覧まとめ
2019年10月21日
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3Dレーザースキャナーで点群データを取得後、3Dプリンターへの出力をはじめ、さまざまなシーンで3Dデータを使用する機会が多くなりました。しかしながら一口に3D CADのデータ形式といっても多種多様なファイル形式があります。
ここでは点群データと一般的に流通している3Dデータ形式(拡張子)を一覧にまとめました。
3D/点群データ拡張子の一覧
製造業系3Dデータ形式
| .ipt | Autodesk Inventor パーツファイル |
|---|---|
| .iam | Autodesk Inventor アセンブリファイル |
| .idw | Autodesk Inventor 図面ファイル |
| .ipn | Autodesk Inventor プレゼンテーション |
| .wire | Aliasファイル |
| .dwg | AutoCAD 図面ファイル(3D形状含む) |
| .dxf | AutoCAD 図面データ互換用ファイル |
| .model / .session / .exp / .dlv3 | CATIA V4ファイル |
| .CATPart / .CATProduct / .cgr | CATIA V5ファイル |
| .fusiondesign | Autodesk Fusionファイル |
| .igs / .ige / .iges | IGESファイル 中間ファイル |
| .jt | JTファイル 中間ファイル |
| .prt | NXファイル |
| .obj | OBJ(オブジェクト)ファイル |
| .x_t | Parasolidテキストファイル |
| .x_b | Parasolidバイナリファイル |
| .g | ProENGINEER Graniteファイル |
| .neu | ProENGINEER Neutralファイル |
| .prt / .asm | ProENGINEERおよびCreo Parametricファイル |
| .3Dm | Rhinoファイル |
| .sat | SATファイル |
| .smt | SMTファイル |
| .stp / .ste / .step / .stpz | STEPファイル 中間ファイル |
| .stl / .stla / .stlb | STLファイル 中間ファイル |
| .par / .psm / .asm / .prt | Solid Edgeファイル |
| .sldprt / .asm / .sldasm | SolidWorksファイル |
| .nwc / .nwd | Navisworksファイル |
| .3Ds | 3D Studio形式 |
建設系(BIM)3Dデータ形式
| .rvt | Revitプロジェクトファイル |
|---|---|
| .rfa | Revitファミリーファイル |
| .ifc | BIM用の中間ファイル |
点群ファイル形式
| .rcp / .rcs | Autodesk Recap点群データ |
|---|---|
| .fls | Falo FLSファイル |
| .fws | Falo FWSファイル |
| .lsproj | Falo プロジェクトファイル |
| .ptg | Leica PTGファイル |
| .pts | Leica PTSファイル |
| .ptx | Leica PTXファイル |
| .cl3 | Topcon CL3ファイル |
| .clr | Topcon CLRファイル |
| .Las | LASファイル 中間ファイル |
| .e57 | E57ファイル 中間ファイル |
| .csv | CSVファイル 中間ファイル |
| .txt | TXTファイル 中間ファイル |
| .xyz | XYZファイル 中間ファイル |
上記の拡張子は使用しているCADソフトと相手方のCADソフト、受け渡したい情報の内容によって使い分けが必要です。
オートデスク製品(Autodesk Inventor / Revit / Recap)はこれらの拡張子に多く対応しています。
ネイティブファイルと中間ファイルについて
ネイティブファイルは、特定のソフトウェアにひも付いた拡張子を持つファイル形式です。
中間ファイルは、異なるソフトウェア間での共有を可能にする、互換性の高いファイル形式です。ファイル共有を行いたい場合には、中間ファイルを利用するようにしてください。
点群データを利用するならRecap Pro

Inventorを用いたBIMデータ作成について
Inventorを使ってモデリングされた建築資材などのプロダクトモデルは、BIMソフトのRevit用のファミリ(.rfa)へ変換・登録することができます。

このようにスムーズに業務を進めるためにも「対応フォーマットの多さ」もCAD選定ポイントの一つといえます。