【3D CADの需要と供給】CAD業界の今後とCADオペレーターの将来性とは
2019年12月 4日
製造業
モノづくりの現場において、CADツールは必要不可欠となっています。特に技術や品質の向上により2D CADで業務を行うことに限界を迎えつつある今、3D CADの需要がより高まっています。
今回は3D CADを扱う仕事に興味を持っている方へ向けて、CAD業界の今後の流れや3D CADの需要について解説します。
3D CADを活用するCAD業界の今後の流れとは
CADオペレーターを目指す多くの方にとって、CAD業界に将来性はあるのかどうかは気になる部分でしょう。CADを扱う業界では、今後もCADオペレーターの需要が高まっていく可能性が十分にあります。
まずは、3D CADを活用するCAD業界の今後について解説していきます。
CADオペレーターは2パターンに変化していく
今後CADオペレーターは、二つのパターンに分かれていく可能性が非常に高いと予想されます。
- 設計業務を中心とするCADオペレーター
- 事務作業も業務に含むCADオペレーター
CADの需要が増えたことから、CADソフトを使える以外の能力もまた求められるようになっています。
生活のあらゆるものに活用されているため、需要はより高まる
現在、普段の生活で目にする建築物や雑貨、インテリアなどのあらゆるものが3D CADでモデリングされて販売されるようになってきました。そのため、3D CADの需要は今後も伸び続ける可能性が非常に高いでしょう。
2D CADの図面であれば「図面を読む能力」が必要になりますが、3D CADであれば視覚的にも分かりやすいので特殊な能力は必要ありません。知識がない方でも内部の構造や機能まで把握でき、営業やクライアントとのやりとりもスムーズに行えます。
3D CADの需要が伸び続ける理由
CAD業界の中でも特に3D CAD、そして3D CADオペレーターの需要は今後も増え続ける見通しです。立体的なモデルを360度全ての方向から確認できる3D CADはメリットが多く、導入する企業も増え続けています。
2D CADでは難しかったアセンブリ構造解析、モーションシミュレーション、干渉チェックなどを、画面上で瞬時に行えるのが3D CADの魅力の一つです。
また、3D CADを使用して設計やデザインができる人材は、多くの業界から必要とされています。今後さらに3D CADが普及することで、より3D CADオペレーターのニーズは高まるでしょう。
各業界で3D CADの需要は増加の傾向にある
3D CADはモノづくりの企業だけでなくデザイン関係にも使用されるので、今後もさまざまな業界で活用されていくでしょう。
3D CADの需要は伸びるため、早めの導入がお勧め
3D CADを利用する業界は増加しており、今後も需要が伸びていくことでしょう。ただ、日本企業の全てが導入しているわけではなく、設計業務などでは2D CADと3D CADを併用している企業も多くあります。
3D CADは今後も高い将来性を期待でき、効率化を考えたうえでも有効活用できるので、早めに導入し扱えるようになるとよいでしょう。
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