Autodesk Inventor便利テクニック塾 ~フィーチャパターンの作成~

2019年12月 3日

製造業

Autodesk Inventor 2016以前のバージョンでは、フィーチャをパターン化できるコマンドは円形・矩形のみに限られ、複雑形状を一度にパターン化することができませんでした。

しかし、Inventor 2017以降はスケッチ点を元にパターン化できるようになりました。本ページではInventor 2017以降を使用し、次のようなお困りごとを解決できます。

  • 形状にとらわれずパターン化させたい。

モデル例

次のデータのように長穴上の溝を15mm、30mm、30mm、15mmという間隔で配置する場合を例に挙げます。

Inventor 2016以前だと15mm間隔で7個のパターン化を行い、不要な箇所を省略するという手順が必要でした。

Inventor 2017ではスケッチ点を元にフィーチャのパターン化ができるため、一つの操作で完了します。

操作方法

1.パターン化する位置にスケッチで点を配置します。

2.「3Dモデル」タブ →「パターン」パネル →「スケッチ駆動」コマンドを実行します。

3.スケッチ駆動パターン画面で以下のとおり指定します。

  • フィーチャ:パターン化する形状を表現したフィーチャ(今回の場合は押し出し)
  • スケッチ:パターン化する位置を示したスケッチ

4.「OK」ボタンでパターンを実施します。すると、スケッチで配置した点の位置にフィーチャがパターン化されます。

円形状・矩形状にてパターン化した際と同様、アセンブリ上でスケッチ駆動パターンに関連付けたパーツのパターン化も利用できます。

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