【AutoCAD LT 操作】図面に表を挿入するには

2019年12月13日

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AutoCAD LTを操作中、図面に表を挿入する方法は二通りあります。一つは直接AutoCAD LTのコマンドを活用して挿入する方法、もう一つはExcelの表をAutoCAD LTの表形式で貼り付ける方法です。

1.AutoCAD LTコマンドからの挿入方法

TABLE[表]コマンドを使用します。

1.TABLE[表]コマンド([注釈]タブ→[表]パネル→[表])を実行します。[表を挿入]ダイアログボックスが表示されます。

2.表内の文字の高さや位置合わせを変更したい場合は、[表スタイル管理ダイアログボックスを起動]ボタンをクリックします。

3.[表スタイル管理]ダイアログボックスが表示されるので、新しい表スタイルを作成するか既存の表スタイルを修正し、[閉じる]をクリックします。

4.[表を挿入]ダイアログ ボックスの[挿入時の動作]では、通常は[挿入点を指定]を選択します。

5.[列と行の設定]で表の列数と行数を設定し、[OK]をクリックします。

6.[挿入時の動作]で[挿入点を指定]を選択した場合は、表の左上コーナーの位置を指定します。図面に表が挿入されます。

入力したい表の中でダブルクリックすると[テキストエディタ]コンテキストリボンタブが表示されます。

表のセルを選択すると[表セル]コンテキストリボンタブが表示され、表を編集するための多くの強力な機能にアクセスできます。[Shift]を押しながら、複数のセル範囲を選択することもできます。

表のセルを選択して右クリックすると、表示されるメニューからアクセスすることもできます。セルへの文字入力、文字の位置合わせ、罫線、セルの結合、セル間でのプロパティのコピー、行と列の挿入や削除など多くの便利な機能が備えられています。

2.Excel を使った挿入方法

AutoCAD LT図形形式で貼り付けます。

1.AutoCAD LTに貼り付けたい表をExcelで作成して保存します。

2.ExcelでAutoCAD LTに貼り付けたい表をクリップボードにコピーします。

3.AutoCAD LTで、PASTESPEC[形式を選択して貼り付け]コマンド([ホーム]タブ→[クリップボード]パネル→[貼り付け]ドロップダウン→[形式を指定して貼り付け])を実行します。

4.[形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスで、[リンク貼り付け]をクリックし、貼り付ける形式として[AutoCAD LT図形]を選択して[OK]をクリックします。

5.表の挿入点を指定します。

データリンクが自動的に作成され、Excelの表がAutoCAD LTの表として図面に挿入されます。Excelの表とAutoCAD LTの表は、設定すればデータリンクによって双方向にリンクすることができます。Excelの表に変更を加えて上書き保存すると、元の表が変更されたことを知らせるバルーンが表示されます。バルーン内のリンクをクリックすると、AutoCAD LT内の表も自動的に更新されます。

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