【AutoCAD LT 操作】カーソルの動きを任意の角度で固定する

2020年 1月 7日

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AutoCAD LTで一定角度を使用して線分を描くには、直交モードやを極トラッキングを活用すると便利です。

正確な作図ができるよう、この機能を活用しましょう。

直交モードとは

直交モードは、図形を水平や垂直方向に移動または複写する場合や水平線や垂直線を描く際に使用します。

直交モードをオンにすると、点の位置を指定するように求められたとき、カーソルの動きの効果が水平または垂直に限定されます。

直交モードがオンになっていると、カーソルを斜めに動かしても、ラバーバンドは水平または垂直にしか表示されません

直交モードのオン/オフを切り替えるには、ステータスバーの[カーソルの動きを直交に強制](直交モード)ボタンをクリックするか、[F8]キーを押します。

斜めの図形を効率的に作図する

垂直や水平方向ではなく、30度、45度など決まった角度を作図するには、極トラッキングを使用します。

極トラッキングを使用するには、[作図補助設定]ダイアログボックスの[極トラッキング]タブで、極角度を設定します。

[作図補助設定]ダイアログボックスの[極トラッキング]タブを表示するには、ステータスバーの[カーソルの動きを指定した角度に強制](極トラッキング)ボタンの右横の下向き矢印をクリックし、表示されたメニューから[トラッキングの設定]を選択する方法が便利です。

[オブジェクトスナップトラッキングの設定]の[すべての極角度設定を使用してトラッキング]をオンにすると、オブジェクトスナップ点から決まった角度に伸びる線上の点を指定することができます。

例えば[角度の増分]を30度に設定した場合、カーソルが左図の仮想線上にくると、トラッキングベクトルが表示されます。

なお極トラッキングと直交モードを同時にオンにすることはできません。一方をオンにすると、他方は自動的にオフになります。

起点から一定の角度で一定の距離だけ離れた点を効率的に指定する

極トラッキングとPolar Snapとを併用します。

Polar Snapは2番目以降の点を指定するときに、直前に指定した点から決まった角度で決まった距離の点を指定したいときに使用します。Polar Snapは常に、極トラッキングと組み合わせて使用します。

Polar Snapを使用すると、カーソルは放射状の極トラッキングベクトルと円形の仮想線との交点にスナップします。

Polar Snapの設定手順

1.ステータスバーの[スナップ モード]ボタンの右横の下向き矢印をクリックし、表示されたメニューから[スナップ設定]を選択すると[作図補助設定]ダイアログボックスが表示されます。

2.[作図補助設定]ダイアログ ボックスで[極トラッキング]タブを選択します。

3.[角度の増分]リストから希望の角度を選択します。

4.[極トラッキング オン]にチェックマークを付けます。

5.[スナップとグリッド]タブを選択します。

6.[スナップのタイプ]で[Polar Snap]を選択します。

7.[極間隔]ボックスに希望の間隔を入力します。

8.[スナップ オン]にチェックマークを付けます。

9.[OK]をクリックして[作図補助設定]ダイアログボックスを閉じます。

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