大塚商会のお客様マイページ「よくあるご質問FAQ」では、日々コンタクトセンタースタッフが対応し、蓄積した情報を無料でご提供しています。
Autodesk Inventor便利テクニック塾 ~AutoCADで作成したブロックを Inventor の図面で利用する方法~
2020年 2月10日
製造業
AutoCAD図面内のブロック図形は、Inventor図面にインポートすることでInventorのスケッチ記号に変換することが可能です。その操作手順を解説します。
操作方法
以下のような、ブロックが配置されているAutoCAD図面をインポートします。
1.Inventorを起動し、[開く]コマンドを実行します。
2.[ファイルの種類]をAutoCAD DWGファイル(*.dwg)に切り替え、インポートしたいファイル(*.dwg)を選択します。
3.[オプション]ボタンをクリックし[ファイルを開くオプション]をインポートに設定し[OK]ボタンをクリックします。
4.[開く]ボタンをクリックします。
「リンクの解決に問題が起こる可能性・・・・・・」などのメッセージが表示された場合は、そのまま[OK]ボタンをクリックします。
5.[DWG/DXFファイルウィザード]ダイアログが表示されます。[次へ]ボタンをクリックしインポート変換オプション画面を表示します。
6.2Dデータの出力先を新規図面に設定します。図面テンプレートの設定をインポートしたい希望のファイル形式(*.idwまたは*.dwg)を選択します。
Inventor IDWまたはInventor DWGは、選択するテンプレートのファイル形式を切り替えて操作を行うことで、それぞれのファイル形式でファイルを作成できます。
7.[完了]ボタンをクリックします。
8.データがインポートされます。ブラウザーの[図面リソース]-[スケッチ記号]に、AutoCAD DWG内の各ブロック(シンボル)がスケッチ記号にインポートされます。
以上の手順ではAutoCAD DWG をそのままインポートしているため、テンプレートファイルとして利用する場合には、スタイルその他の設定を行う必要があります。
スケッチ記号をコピーして利用する方法
[スケッチ記号]は図面間でコピーできますので、テンプレートファイルにスケッチ記号をコピーして利用する方法が便利です。
1.インポートしたファイルを開きます。
2.ブラウザーで[図面リソース]-[スケッチ記号]を展開表示します。
3.[スケッチ記号]フォルダー内のコピーしたい記号を選択し、右クリックメニューの[コピー]を実行します。
複数の記号を一括でコピーしたい場合はCtrlキーを押しながらクリックまたはShiftキーを押しながらクリックして複数選択可能です。
4.テンプレートファイルを開きます。
5.ブラウザーの[図面リソース]を展開表示します。
6.[スケッチ記号]フォルダー上で右クリックし[貼り付け]を実行します。これでコピー先ファイルの[スケッチ記号]フォルダー内に記号がコピーされます。
大塚商会では、InventorのFAQを1,300件以上公開しています
Inventor操作のお困りごとはCADサポートサービスをご利用ください
今回ご紹介した以外の操作方法は「大塚商会 お客様マイページ」で無料ID登録をするとご覧いただけます(AIを使ったチャットボットサービスでもお調べいただけます)。
ただし、全ての操作方法をご覧になるにはCADサポートメニューのご契約が必要です。ご興味のあるお客様は、CADサポートサービスご案内資料をご確認ください。