オートデスクのライセンス管理 新機能「チーム」とは ~運用イメージ編~

2020年11月25日

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オートデスクの新しいライセンス管理機能「チーム」を使用すると、部署やプロジェクトに応じてユーザーを管理できるようになりました。チームとは? そして運用例など具体的に解説します。

シングルユーザーの管理の課題

シングルユーザーサブスクリプションは、ほかのライセンス形態で採用しているシリアル番号ライセンスとは異なり、個人それぞれのID・パスワードで運用するサインインライセンスを採用しています。それに伴い、契約管理者が指名ユーザーを割り当てる際、契約番号やシリアル番号に一切関係なく、単に保有ライセンス総数に対してランダムに割り当てできるように変更されました。

これにより、一つ一つのライセンスに割り当てる手間がなくなったというメリットが生まれたのですが、だれにどのライセンスを割り当てられているのか分からないデメリットも生まれてしまいました。

チームとは

そこで、サインインライセンスを「チーム」とよばれるグループに分ける新機能が登場し、チームごとに使用製品や指名ユーザーを管理できるようになりました。

具体的には、シリアル番号ライセンス方式のシリアル番号に該当するサブスクリプションIDや契約番号でのグループ分けが可能になったにとどまらず、ニーズに応じて自由なグループ分けができるようになったのです。

グループ分けの一例

  • 契約番号
  • サブスクリプションID(シリアル番号)
  • 契約満了日
  • ライセンス数

なお、チームの作成数に制限はありません。また振り分けのベースはライセンス数になるため、ライセンス総数さえ合致すれば、契約番号かつ契約満了日などの複数の振り分け条件でチームを作成することもできます。

オートデスクのライセンス管理 新機能「チーム」とは ~基本操作編~

チーム機能を利用したライセンス運用例

「契約管理者は1名が担当し、ライセンスは複数部署でそれぞれ運用させたい」場合、どのような運用方法をとったらよいか、例を挙げます。

シリアル番号ライセンスの場合

部署別でライセンスを管理するには、部署ごとに契約番号、シリアル番号を分けるしか方法がなく、その分けたシリアル番号をさらに契約管理者が管理しなければならないという手間がかかりました。

サインインライセンスの場合

部署別にチーム設定することにより自由にライセンスを分配でき、また各チームにプライマリ管理者を置くことで契約管理者は事務のみに専念することも可能になります。

運用は各チームの管理者に任せたいが、状況は契約管理者も確認しておきたい場合、契約管理者がプライマリ管理者を兼任し、各チームにそれぞれセカンダリ管理者を置くことで可能となります。セカンダリ管理者がプライマリ管理者とほぼ同じ役割を持っていることを活用したケースとなります。

チームに分かりやすい名前を付ければ、そのユーザーグループを素早く参照できます。アカウントの契約の詳細セクションにチーム名が記載されるため、サブスクリプションの更新時期がきたときや、新規購入を決断する際に、どのチームにどのサブスクリプションが割り当てられているかを素早く確認できます。

よくある質問

新しい契約は、どのチームに追加されますか?

ケースバイケースになりますので、図の番号と照らし合わせてご確認ください。

(1)既存の契約にライセンスを追加する場合:その契約を管理するチームに自動的に追加されます。

(2)契約管理者がチームのプライマリ管理者になっていない場合:新規契約に対して新しいチームが自動的に作成されます。

(3)契約管理者が単一のチームのプライマリ管理者である場合:サブスクリプションはそのチームに追加されます。

(4)契約管理者が複数のチームのプライマリ管理者である場合:サブスクリプションは最も新しいチームに追加されます。