【AutoCAD LT操作】寸法を記入する1
2021年 9月29日
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AutoCAD LTで図面を描く際、図形のサイズ、形、位置などの情報を表現するために「寸法」を多用します。正確な図面を描くためにも寸法の記入方法をマスターしましょう!
寸法スタイルと矢印の設定
寸法スタイルの定義
- DIMSTYLE[寸法スタイル管理]コマンド(注釈タブ→寸法記入パネル→寸法スタイル管理ダイアログボックスランチャー)を実行します。[寸法スタイル管理]ダイアログボックスが表示されます。
- [新規作成]をクリックします。[寸法スタイルを新規作成]ダイアログボックスが表示されます。
- [寸法スタイル]の[名前]ボックスに、新しく作成する寸法スタイルの名前を入力し、[続ける]をクリックします。[寸法スタイルを新規作成(スタイル名)]ダイアログボックスが表示されます。
- それぞれのタブで必要な設定を行い、[OK]をクリックします。
- [寸法スタイル管理]ダイアログボックスの[スタイル]リストに、今作成した寸法スタイルが表示されていることを確認し、[閉じる]をクリックします。
矢印設定
寸法矢印の形状を指定するには[シンボルと矢印]タブの[矢印]で、希望の矢印形状を選択します。
ヒント
既存の寸法スタイルを変更すると、そのスタイルを使って既に記入されている全ての寸法図形は、自動的に新しいスタイルに変更されます。
ヒント
寸法を記入しても寸法線しか表示されないことがあります。寸法図形全体のサイズが小さすぎるからで、[寸法スタイルを修正]ダイアログボックスで、[フィット]タブの[寸法図形の尺度]の[全体の尺度]の値を大きくしてください。
ヒント
図形と寸法補助線の間隔を広げるには[寸法線]タブの[寸法補助線]の[起点からのオフセット]の値を大きくします。
寸法値の位置合わせ・配置
全ての寸法値を水平に記入するには[寸法値]タブの[寸法値の位置合わせ]で[常に水平]を選択します。全ての寸法値を寸法線の傾きに合わせて記入するには[寸法線の傾きに合わせる]を選択します。
寸法値の配置を設定するには[寸法値]タブの[寸法値の配置]からドロップダウンリストにて選択します。
ヒント
寸法補助線の間隔が狭くて寸法矢印と寸法値が収まらない場合、何を寸法補助線の外側に移動し、何を内側に残すかは[フィット]タブの[フィットオプション]のオプションボタンを選択して設定できます。