Revitファイルの同時編集とは? ~BIM Collaborate Proで共同設計~

2023年 7月20日

建設業

これまでの建築設計では「PDFにしてメールに添付して関係者に送る。担当者が確認し、とりまとめを行い、図面を仕上げてから紙に出力して最終チェックする」という流れで設計を進めてきました。

しかし、BIMプロジェクトになると、一つのBIMファイルの共有や共同作業のプロセスが加わってきます。協力会社のメンバーと効率的に共同設計を進められる「複数のメンバーでRevitファイルを同時編集する方法」をご紹介します。

Revitクラウドワークシェアリング

RevitにはBIMプロジェクトを推進するためのコラボレーション環境がいくつか用意されていますが、協力会社のメンバーと効率的に共同設計を進める場合には、Revitの中央モデルをクラウド上に配置し、社内外の関係者と同時編集(Work Sharing)を行う手法があります。

こちらは、Autodesk Construction Cloudより提供されている「Revitクラウドワークシェアリング」の機能を利用する手法となり、「BIM Collaborate Pro」というサービス名称で提供されています。また、データファイルを管理する共通データ環境(CDE)は「Autodesk Docs」というサービス名称で単体提供もされていますが、「BIM Collaborate Pro」には機能モジュールとして含まれて提供されています。

図1:BIM Collaborate Proでの共同作業イメージ

図1のように、クラウド上でRevitモデルを共有し、共同作成できます。設計の更新情報を他チームのメンバーと常に共有しながら、モデルの自動干渉検出やレビューなどの作業をいつでもどこでも行えます。

BIM Collaborate Proのスタートアップ

BIM Collaborate Proを始めるには、Autodesk Construction Cloudのヘルプページより、BIM CollaborateとBIM Collaborate Proのスタートアップをご参照ください。

ご興味いただきましたらこちらの資料をご覧ください

BIM Collaborate Proは、Revit以外にCivil 3D、AutoCAD Plant 3Dで、設計チーム全体の共同設計をもっとスマートに実現します。

BIM Collaborate Pro 設計・施工チーム向けのソフトウェア(PDF)

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