ZWSOFT社が3DCADの「ZWCAD 2023」を発表

2022年 4月18日

ZWSOFT社 2022年4月13日

ZWSOFT社は2022年4月13日、同社製3D CADソフトウェアの最新版「ZW3D 2023」を発表した。ZW3D 2023は、効率的かつコストパフォーマンスの高い製品設計と製造を促進し、インタラクション、モデリング、マシニングなどのプラットフォーム機能を強化しただけでなく、CAEモジュールも初めて搭載された。これにより新たな可能性として、設計効率の大幅な向上を実現し、グローバルに活躍する3D設計産業を拡大できるとしている。

ZWSOFTの研究開発チームは、3D設計者にとって非常に有益となり得る250以上の機能強化を今回のZW3D 2023で実現した。

よりフレンドリーなユーザー体験

メニューで探す代わりに、新しいマウスジェスチャーとショートカットバーで便利にコマンドを追加することができ、同様に制約の推論を追加するスマートな方法が追加された。

複数のスマートモデリングツール

インスタンス・パラメーター・テーブル(Instance Parameter Table)および変数スペーステーブル(Variable Spacing Table)など、時間を大幅に節約できるツールにより、全てのフィーチャーパターンのパラメーターと変数を迅速に変更できる。また、G3連続サーフェスを使用することで、より高品質でスタイリッシュな製品デザインを作成することも可能となった。

大型アセンブリと広がる産業用途への対応

分解トレイルや分解ビューの再利用など、分解ビューの作成を高速化できる複数の新機能が追加された。

新しい構造解析の搭載

新たに利用可能となったZW3D Structuralアドオンにより、構造静解析、モーダル解析、伝熱解析、構造ダイナミクス解析を迅速に実行し、製品設計の合理性を検証することができる。

安全で効率的な生産能力

QuickMill荒加工計算の高速化により所要時間を平均70%削減し、プログラミング効率が大幅に向上した。また、フルマシンシミュレーションもバージョンアップし、より多様化・複雑化する加工ニーズに対応している。

ZW3Dソフトウェアのプロダクトマネージャーは以下のように述べている。

『私たちは、製品設計や部品加工を行ううえで、業界を超えた課題解決に取り組んできた研究開発チームを誇りに思っています。ZW3D 2023は性能の向上、ユーザー体験の簡素化、強力な新機能など、真のオールインワンCAD、CAM、CAEソリューションとして、更なる先へ突き進める可能性を秘めています。またZW3D 2023の柔軟性のある設計と高速加工を起点として、ZWSOFTの研究開発チームはパフォーマンス、機能性、ユーザー体験の水準をさらに高めるために、あらゆる理想を全て現実に変えられると確信しています。さらにより重要なのは、お客様の製品開発サイクルの短縮に貢献することです。そして以前から話している通り、ZW3D 2023は、ただ単に次期ZW3Dの新しい名前ではありません。例えばよりなめらかなカーブを持つG3連続サーフェスを実現したのは、パソコン、携帯電話、家電製品、自動車部品などのハイエンド製品のデザイン水準を高め、3D設計者の高い需要に応える使命があったからです。現在3D設計者は、「ロフト」と「ブレンドフェース」を使用して、G3連続サーフェスを作成することができます。さらに、「ニュースマート拘束推論」や「変数スペーシング」など、3D設計者が効率的に作業を進められるよう、さまざまな作図ツールが設計されています。2022年のG2、2023年のG3と、ZW3Dは絶えず進化を続けているのです。この種のソフトウェアは、複数データの互換性が業界内で非常に重要とされています。弊社のZW3D 2023は、市場で広く使われている主要なフォーマットと互換性があります。また使い勝手が良いため、世界中の製品設計者がこれらのソフトウェアアプリケーションを非常に便利に使えると確信しています』

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