BIMとCIMとは?
BIMは知っているけどCIMはどういうものなのか?
「BIM」と「CIM」は名称が似ており、構造物をモデル化するという手法はどちらも同じです。目的に大きな違いはありませんが、活用される分野に違いがあります。
BIMとは?
BIM(ビム)とは、Building Information Modeling(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の略称で、直訳すると「建物情報のモデル化」となります。主に建築分野で使われる言葉で建築物全般を対象としています。
BIMの概念はもともとアメリカで生まれたとされてます。その結果、欧米を中心に既に普及が進んでいますが、日本では2010年ごろに国土交通省によって提唱されました。
CIMとは?
CIM(シム)とは、Construction Information Modeling(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の略称で、直訳すると「建設情報のモデル化」となります。主に土木分野で使われる言葉で、道路、電力、ガス、水道などインフラ全般を対象としています。
日本でのBIM普及の高まりを受け、建築分野で進められていたBIMに倣って2012年に国土交通省よって提唱されました。
2018年5月、国土交通省は建築分野の「BIM」、土木分野の「CIM」としている概念を改め、建設分野全体の3次元化を指す総称として「BIM / CIM」に名称を統一しました。これは、国際的には3次元化の取り組みとして「BIM」が一般化されていることが理由です。
日本でのCIMは、海外では「BIM for Infrastructure」と呼ばれBIMの一部として認知されているからです。
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