Creo 5.0 板金設計の機能強化

拡張機能をご紹介

Creo Parametricの板金設計機能は、標準機能として搭載され、毎バージョン確実に拡張されています。Creo 5.0でも平展開、変換、リリーフ、ダイレクト編集が強化されています。

平展開表示が作成可能に

板金部品は製造用に平展開図(形状)を作成されるかと思います。従来は、完全に曲げられた製品形状と平展開形状を保持するためにファミリーテーブルを使用して両方を管理しなければいけませんでした。

Creo 5.0では平展開状態の簡略表示が作成可能となりました。例えば、アセンブリで組み立て状態と分解状態を切り替えるのと同じ要領で製品形状と平展開形状を切り替えられます。

変換機能の強化

変換とは、ほかのCADからインポートした部品やCreoの板金ではない通常機能で作られた部品を「Creoの板金部品」に変換する機能です。

従来は変換時のチェックが厳しく、板厚が一定で明瞭な部品しか変換できませんでした。板金部品に変換するため肉厚チェックをしたり、形状を編集したりと面倒な作業が入り、作り直すこともありました。

Creo5.0では、不均一な板厚部品や不明瞭な板金部品も対話的操作で板金変換が可能になりました。

そのほかの機能強化

そのほかにもリリーフ(割れ止め)やダイレクト編集でも生産性を向上できる以下の機能強化があります。

コーナーリリーフ新しいタイプ「垂直」「直方」の追加や、「対角」方向オプションの追加
ベンドリリーフ閉じた領域用の「次へ」「全貫通」オプションの追加
フレキシブルモデリング「ラウンド/面取り」と「隣接するコーナー継目」に関する制御の追加

これらの新機能は板金機能をお使いのお客様はもちろんですが、まだ板金設計機能を使っていないお客様もぜひご活用ください。