FeatureWorksを使ってみよう!

3次元CADのデータ互換に使えるSOLIDWORKS機能

3次元CADにおいて、多彩なデータ形式のインポートに対応していることは大きな魅力の一つ。

しかし、ほとんどの製品では、異なるCADシステムで作成されたデータや中間データをインポートすると、もともと持っていたフィーチャー履歴は失われてしまいます。「顧客から送られてきたデータを修正したくても、フィーチャーやパラメーター編集ができず変更に苦労した」という経験はありませんか?

フィーチャー履歴があればパラメトリックに形状を編集できますが、インポートデータは履歴のないボディとして認識されることが原因です。

この記事を詳しく解説した資料があります

FeatureWorksとは

SOLIDWORKSには履歴のないインポートボディから形状に応じたフィーチャーを生成する「FeatureWorks」を標準搭載しています。認識されたフィーチャーは、SOLIDWORKSを使って作成したフィーチャーと同じように扱えます。

どのようにフィーチャーを認識しているのか?

FeatureWorksには、フィーチャーを認識する二つのモードを搭載しています。

自動フィーチャー認識

認識するフィーチャータイプを指定すると、ソフトウェアが形状を自動で認識し、対応するフィーチャーを生成。

指定タイプのフィーチャーをボディから自動で認識

インタラクティブフィーチャー認識

認識するフィーチャータイプと対象となる部位(面・エッジ)を指定することで、形状を認識し、フィーチャーを生成。ボディからフィーチャー化するだけでなく、面を削除して簡略化することもできる。

選択箇所に応じたフィーチャータイプを指定して認識

FeatureWorksの使い方

FeatureWorksの使い方を解説します。SOLIDWORKS上にある「フィーチャー認識」を実行すると、PropertyManager上にウィザードがでてきます。ウィザードに従って設定していくだけと操作は簡単です。

インポートフィーチャーを右クリックしてフィーチャー認識することもできます。

指定箇所を直接フィーチャー化

事前にFeatureWorksでフィーチャー認識させる以外に、直接インポートボディから部位を指定して「フィーチャー編集」のコマンドを実行すると、自動的にフィーチャー化できます。フィレットや穴などの変更を即座に行えます。

フィーチャー認識前後の形状比較

フィーチャー認識を実行後、基のインポートボディとフィーチャー化されたボディで形状の比較を行えます。面の削除を実行したときのみ実行され、予期しない形状の相違が生じていないかを確認できます。

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SOLIDWORKSのフィーチャー認識
ソフトウェアFeatureWorks

主な内容

  • FeatureWorks概要
  • 認識されるフィーチャーの種類
  • 認識されたフィーチャーの編集