マスモデル

マスモデルとは、構想段階の設計を行う際に利用されるCAD内での形状モデルのことをいいます。粘土やブロックを利用して建築外形を作成するように、CAD上で形状作成を行いボリューム検討などに使用します。

マスモデルの活用法

ボリューム検討・配棟検討(道路斜線・敷地内配置)

ボリューム検討とは、敷地に対して建設可能な領域内に容積率など設定し、マスモデルを配置検討する行為のことをいいます。

ボリューム検討の際、庭や駐車場の配置などもあわせて計画を行います。構想段階のため、この時点では建物内部の計画は考慮されていません。同時に検討が必要なのは道路斜線です。道路から一定の勾配で線を引き、建物をその線の範囲内で計画することで、道路に対して一定の光が落ちるように定められた制約条件があります。

配棟検討

道路斜線の検討

面積の割り付け・ゾーニング

外形が決まると、次に建物内に必要な室用途とその面積を割り付ける作業があります。こちらもかつては箱型の部屋の配置から割付検討をしていましたが、今はCADの中で割り付け検討を行います。

動線なども同時検討し、平面計画が決まってきます。この際、方位による日当たり量も考慮しゾーニングを行います。この段階でもマスモデルを活用することが多いです。

各階のボリュームに割り付けたマスモデル

外気風シミュレーション時の周辺建物の表現として利用

そのほか、最近大型の建物の計画で検討されているのは、ビル風による周囲への風の影響です。こちらは法的な制約ではありませんが、大型の建物が建てられると周辺道路などではビル風が発生し、地域に悪影響を与えることがあります。外気風シミュレーションを実施する際、計画建物以外の周辺建物についてはマスモデルでモデル化し、風に対する障害物として活用します。詳細な形状などは不要なため、十分機能を果たします。

シミュレーションにより、敷地内配置の工夫でビル風を発生しにくくしたり、植樹などにより防風対策を行う設計が増えてきています。

各階のボリュームに割り付けたマスモデル

BIM連携するソフト

外気風解析ソフトFlowDesigner
日射・日影計算ソフトADS Family BIM関連システム
LAB-SS

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