ModuleWorks社がデジタル製造ソフトウェアコンポーネント「ModuleWorks 2026.04」をリリース
2026年 4月22日
ModuleWorks社 2026年4月14日
ModuleWorks社は2026年4月9日、同社製デジタル製造ソフトウェアコンポーネントの最新版となる「ModuleWorks 2026.04」のリリースを発表した。ModuleWorks 2026.04では、GPUアクセラレーションを活用したマシンシミュレーションが導入され、VoluMillおよびSmartRoughingテクノロジーが多軸加工および旋削用途へと拡張されている。
VoluMillがエリア荒取りおよび回転加工に適用
ModuleWorks 2026.04では、CNC加工における荒加工を最適化するために設計された高性能ツールパスエンジンであるVoluMillの高効率な加工パターンが多軸荒加工および旋削に適用され、コーナー、閉じたポケット、複雑な移行部においても安定した切削条件と一貫した工具負荷を維持できるようになっている。
VoluMillは、チップロードと工具の噛み合わせを動的に制御し、必要に応じてトロコイド運動を適用することで一貫して高い送り速度を実現し、ACTC(Adaptive Chip Thickness Control)などの機能を通じて負荷の急上昇を抑える。
ModuleWorks 5軸コアとの統合により、既存のCAMシステムへの実装が簡素化され、CAD/CAM OEMメーカーは高度な多軸荒加工および旋削戦略を効率的に導入できるようになる。
SmartRoughingによる3+2軸荒加工の自動化
ModuleWorks 2026.04では、SmartRoughing技術が3+2軸荒加工に統合された。Kennametal社の工具データと加工物理の組み合わせを活用することで、システムは複数の加工方向にわたる切削深さを自動的に最適化する。
これにより、ステップオーバー、送り速度、回転速度を自動的に調整しながら一つの加工工程で効率的な材料除去が可能となるほか、CAMプログラマーによる手動のパラメータ調整が削減され、一貫して高い材料除去率とサイクルタイムの短縮を実現できる。また、高さ制限が適用されることで不要なツールパスの痕跡が発生しなくなり、手直しが最小限に抑えられる。
マシンシミュレーションに対するGPUサポートの拡張
マシンシミュレーションに対するGPUのサポートが、GPUアクセラレーションを活用した既存の切削シミュレーションを補完する形で拡張された。これにより、特に複雑な加工シナリオにおいて、パラメトリックツールとメッシュベースのツールのストック更新と干渉検出が大幅に高速化される。
システムは必要に応じて自動的にCPU処理に切り替わり、さまざまなユースケースにおいて安定的かつ予測可能な動作を確保する。
NGSP WebAppの導入
Next Generation Shop Floor Programming(NGSP)がWebベースのアプリケーションとして利用可能となり、CNCコントローラ、モバイルデバイス、デスクトップシステムへのデプロイが簡素化された。
これにより、一貫したユーザーエクスペリエンスを維持しつつ、バックエンドおよびフロントエンドの柔軟な構成が可能となる。ソリューションプロバイダーは独自のブランディングを適用することもできるため、NGSPは進化する製造IT環境において拡張性と適応性に優れた選択肢となる。