Guhring UK社、積層造形法によるH13工具鋼製切削工具製造に成功

2020年 2月10日

Guhring UK社 2020年2月5日

切削工具メーカーのGuhring UK社は2020年2月5日、H13工具鋼(SKD61相当)製切削工具を積層造形することで、重量と費用、および時間の大幅な削減を達成したと発表した。同社は、Markforged社のイギリス国内代理店であるMark3D UK社の協力のもと、特殊工具プロトタイプの少量生産用に炭素繊維プラットフォームOnyxを導入するとともに、機能性工具生産用にMetal Xを導入した。発表によれば、Onyxによって設計した工具をわずか1日でプリントして製造上の問題を検証することが可能となった。加えて、完全な機能性金属切削工具本体を5日以内にプリントし、焼結することが可能となったとしている。現地での3Dプリントが可能となったことで、同社のH13工具鋼製切削工具は、66%の時間削減と75%の費用削減を達成したほか、独自のインフィル設計により60%の重量削減を実現したとしている。

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