VELO3D社がアルミニウム F357材料の3Dプリント手法を開発

2020年 5月12日

VELO3D社 2020年5月7日

VELO3D社は2020年5月7日、同社のSapphire金属3Dプリントシステムを用いたアルミニウムF357材料積層造形法の商用リリースを発表した。LPBF(レーザーパウダーベッド溶融法)に適した鋳造用アルミニウム合金を利用することにより、これまでは鋳造法によって製造されていた部品を3Dプリントすることが可能となる。既に金属積層造形用に広く用いられているほかのアルミニウム合金(AlSi10Mgなど)と異なり、アルミニウムF357は陽極酸化処理が可能で、鋳造用合金として広く利用されているA356合金と同等の特性を備えている。発表によれば、Sapphireシステム用のアルミニウムF357造形手法の開発にあたっては、F1をはじめとした自動車や防衛、および航空宇宙産業向けの高性能冷却ソリューションサプライヤーとして世界的に知られているPWR社による支援を受けている。

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