オークリッジ国立研究所が積層造形法による原子炉炉心製造法を開発

2020年 5月19日

オークリッジ国立研究所(ORNL) 2020年5月12日

オークリッジ国立研究所(ORNL)は2020年5月12日、2023年の運転開始を予定している3Dプリント法を用いた原子炉炉心を設計中であると発表した。同研究所の研究者らは、炉心を製造できるよう積層造形プロセスを拡張するとともに、積層造形によって製造された部品の一貫性と信頼性を確立するための手法を研究している。ORNLは、TCR(Transformational Challenge Reactor Demonstration Program)プロジェクトにおいて、炉心のラピッドプロトタイピングにおける積層造形の優位性を示す3か月のスプリント段階を完了しており、積層造形を原子力産業へ速やかに導入するうえで役立つデジタルプラットフォームの立ち上げを計画している。

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