HP社が高再利用性ポリプロピレン材料を発表

2020年 6月 9日

HP社 2020年6月4日

HP社は2020年6月4日、同社製量産グレード3Dプリントシステム用のはん用、高耐久、かつ耐薬品性に優れた新材料として、BASF社製高再利用性ポリプロピレン材料を発表した。同材料は、射出成形で一般的に用いられ、さまざまな用途で利用されるポリプロピレン材料と同等の特性を確保したとしている。同材料は優れた耐薬品性や低い吸湿性、および長期的な耐久性の高さなどの特徴を備え、配管や流体システム、あるいはコンテナなどの用途に適している。HP社製3DプリンターのJet Fusion 5200シリーズ用に開発された同材料によって、産業レベルの量産における高い生産性を実現するとともに、余剰粉末が全量再利用可能であることから、廃棄物を削減することができるとしている。

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