EOS社が3Dプリント用新型金属粉末8種を発表
2020年 6月30日
EOS社 2020年6月29日
EOS社は2020年6月29日、同社製3Dプリントシステム「M 290」、「M 300-4」、および「M 400-4」向けの新たな金属粉末製品群を発表した。発表された材料は、同社のTRL(技術即応度レベル)分類に基づき、1種のPREMIUM製品と7種のCORE製品に分類されている。M 290用に開発され、唯一のPREMIUM製品となったTRL 7材料のToolSteel 1.2709は、高圧成形用金型への適用を念頭に置いた超高強度マルエージング鋼となっている。同材料は、非常に優れた疲労抵抗性を持つとともに、被研削性にも優れている。また、3Dプリント後に熱処理することでさらに強化することも可能としている。M 290およびM400-4システム向けには、AlSi10Mg(M 290のみ対応)やTi64グレード5、Ti64グレード23の計3種のCORE製品が発表されている。M300-4システム向けには、ニッケル基合金のインコネル718やマルエージング鋼のMS1がリリースされている。