BAE Systems社、新型戦闘機用コンポーネントの30%を積層造形法によって製造すると発表
2020年 7月20日
BAE Systems社 2020年7月13日
BAE Systems社は2020年7月13日、同社の新型戦闘機Tempestの製造において、その構成部品の30%を、ワルトン(ランカシャー)へ建設された新工場で製造することを目標とすると発表した。加えて、組み立て工程の半分をロボットによって実施することも目標としている。この目標は、COVID-19パンデミックによる航空宇宙セクターにおける経済的後退の影響を受けた同社が、Tempestの製造においては先代となる戦闘機において要した製造時間と費用を半分にまで短縮することを狙いとしたもの。Financial Times社のレポートによれば、同社は既に後部胴体を構成する大型コンポーネントにおいて、3Dプリント技術を活用することで製造期間を2年からわずか2か月にまで短縮することに成功したとしている。