Boeing社がStratasys社の3Dプリント用材料「Antero 800NA」の航空機部品への使用を承認

2020年11月11日

Boeing社 2020年10月29日

Boeing社は2020年10月29日、Stratasys社の3Dプリント用熱可塑性樹脂「Antero 800NA」の航空機部品への使用を承認したと発表した。同材料はポリエーテルケトンケトン(PEKK)をベースにした高い耐熱性を持つ樹脂であり、Stratasys社製の製造業向け熱溶解積層方式(FDM)3Dプリンターに最適化されているとされる。Boeing社は同材料の性能に対する広範な評価ののちに仕様「BMS8-444」をリリースし、同材料を認定品目表(QPL)に追加したとしている。同社の高い耐薬品性および疲労要件が求められる分野での使用が承認されたのは、Stratasys社の材料としては800NAが初となる。

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