ペンシルバニア州立大学の研究者らがサポート構造を必要としない5軸積層造形用プロセス計画ソフトウェアを開発

2020年12月21日

ペンシルバニア州立大学 2020年12月17日

ペンシルバニア州立大学の研究者らは2020年12月17日、5軸積層造形専用の自動プロセス計画ソフトウェアの開発を発表した。発表されたプログラムは、5軸制御機能を活用し、サポート不要な3D造形を実現するようなスライス処理を自動的に実行できるよう設計されたアルゴリズムを用いる。5軸制御では、一般的な3軸制御と異なり、XYZ軸の各方向に沿った移動だけでなく、それぞれの面間で回転することができる。このため、造形中にビルドプラットフォームと部品の方向を変化させることができるため、オーバーハング部位や通常であればノズルが届かないような部位に対しても材料を射出できるようになり、サポート構造無しで複雑な形状を造形できるようになるとしている。発表によれば、同ソフトウェアでは、部品の個々の部位とその方向を特定し、特定された各部位の造形順序とその際の角度をアルゴリズムによって決定することで動作するとしている。

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