Impact Innovations社がTi-6AL-4V合金用コールドスプレー積層造形法を開発

2020年12月24日

Impact Innovations社 2020年12月16日

Impact Innovations社は2020年12月16日、窒素ガススプレーを用いるTi-6AL-4V合金用コールドスプレー積層造形法を開発したと発表した。Ti-6AL-4V合金は、臨界速度の高さのためにコールドスプレー法による積層処理が困難な材料と知られている。同社は、空隙(くうげき)率を0.2%に抑えられる新たな手法を開発し、ASTM F3001やISO 5832-3で要求される値を上回る材料特性を達成した。同社によれば、コールドスプレー用機械や処理パラメーター、および後処理技術の組み合わせによって、低い空隙(くうげき)率を実現したとしている。同技術は、従来のPBF(粉末床溶融)法では機器寸法の制限や保護雰囲気要件のために製造が困難であるような大型部品を製造する場合に有効としている。

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