VELO3D社とHoneywell社が「Sapphire」システムの認証で協力

2020年 2月25日

VELO3D社 2020年2月12日

VELO3D社と、多様なプラットフォームと用途に関する幅広い知識を持つ積層造形ユーザーのHoneywell Aerospace社は2020年2月12日、航空機用部品の3Dプリント製造のための実用的な製造用プラットフォームとしてVELO3D社の「Sapphire」システムを認証するために提携すると発表した。

Honeywell Aerospace社は、サポート構造を必要とせずに非常に複雑な形状を造形できる独自の特徴を備えたSapphireシステムを選定した。同システムにより、部品の造形に要する時間と費用、および品質を大幅に改善することができる。

VELO3D Sapphireシステムは、Honeywell Aerospace社のPhoenix工場へ導入される予定となっている。認証プロセスは、超高温に耐えられるニッケル基超合金のインコネル材料に注力して進められている。VELO3D社は、最適な材料プロパティを実現するSapphireシステム用材料の認証を完了するために、適切なパラメーターセットを構築するためのノウハウをHoneywell Aerospace社へ提供する。この認証プロセスは、2020年第3四半期までに完了する予定となっている。

Honeywell Aerospace社テクノロジー・アンド・アドバンストオペレーション部シニアディレクターのSöeren Wiener博士は、「既存の金属3Dプリンターでは造形できないような形状をプリントするためにVELO3D社のSapphireシステムの認証作業を進めています。同社の技術は、Honeywellの新たな部品製造の適用法を構築するうえで手助けとなるだけでなく、認証のための材料要件にも適合します。適切な材料特性データのセットを構築し、航空機用部品の認証を得るために、造形と後処理を含む、我が社の生産環境における実地での再現可能性試験を通じてこの新たな機械を認証する予定となっています」と述べている。

VELO3D社創設者にしてCEOのBenny Buller氏は、「Honeywell Aerospace社のようなユーザーへ提供可能なジオメトリ造形能力は、単に従来は不可能であったような部品を造形することを可能とするだけでなく、コストの削減や品質の改善についても強力な効果を発揮します。Honeywell社との提携を通じて、多様な最終使用部品の量産において、金属3Dプリントが実効性のある製造手法であることを明らかにできることにワクワクしています」と述べている。

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