Tech Soft 3D社がCADデータ変換用ツールキット「HOOPS Publish 2020」をリリース

2020年 3月 2日

Tech Soft 3D社 2020年2月28日

2020年2月28日 ―― エンジニアリングソフトウェア産業向け開発ツールキットにおけるリーディングプロバイダーであるTech Soft 3D社は2020年2月28日、ネイティブ3D PDFやHTML、およびSTEP AP 242やJT、および3MFなどの標準的なCAD形式などのさまざまな形式で3Dデータをアプリケーション内で出力することを可能とするCADデータ変換用ツールキット「HOOPS Publish 2020」をリリースした。HOOPS Publish 2020では、3D PDF形式文書をHTMLページへ変換する機能が導入されているほか、3D PDFへの動画の埋め込みに対応している。

Tech Soft 3D社HOOPS PublishプロダクトマネージャーのLionel Vieilly氏は、「リッチエンジニアリング文書作成の単純化だけでなく、プラットフォームを選ぶことなく、あらゆる人々がリッチエンジニアリング文書を参照することを可能とするために多くをつぎ込んできました。それと同時に、全ての3D PDFの機能と関数の保守を継続して行っています。HOOPS Publish 2020では、3D PDF文書へ動画を追加できるようになることや、3D PDFをブラウザーから参照できる単一のHTML文書へ変換する機能などによってさらに強化されます。HOOPS Publish 2020は、文書のフォーマット変更やデータの喪失などを心配することなく、スマートレポートや作業指示、部品カタログ、設計変更通知などのインタラクティブなリッチ文書を作成できる、唯一無二のツールです」と述べている。

新規APIにより、3D PDFへの動画の埋め込み機能が実現している。加えて、HOOPS Publish 2020ではフォントと文字列の管理機能が改良されており、どのコンピューターで開いた場合でも、個々のコンピューターへインストールされたフォントに依存せずに同一のフォントで表示できるように、PDF文書へフォントやフォントのサブセットを埋め込むことが可能となっている。

文書のインタラクティブ性を強化するために、HOOPS Publish 2020では、モノリシックHTML文書を生成する機能が導入されており、3D PDFファイルを外部参照無しの、単一のHTMLファイルへ変換することが可能となっている。出力された単一のHTMLファイルは、PCや携帯端末を含むあらゆるデバイスへコピーし、表示することが可能で、インターネットへ接続することなくブラウザーのみで直接表示することができる。例えば、建築家やプロジェクトマネージャーが建設中の建物の中で、インターネットへ接続することなくBIM文書へアクセスすることができる。

Technical Data Packageでは、3次元注記が追加されたモデルへアクセスすることが可能となる。これに関連して、3D PDFにPMI(製品製造情報)のリストが含まれ、HOOPS Publish 2020は選択されたPMIを確認するための効率的な手法を提供する。
HOOPS Publishは、Aras社やSOLIDWORKS社、Theorem Solutions社、PROSTEP社、Tetra4D社などをはじめとしたさまざまな業界リーダーによって、CADデータをインタラクティブな3D PDFファイルへ変換するために利用されている。

HOOPS Publishに関する詳細情報は以下から
HOOPS Publish | Tech Soft 3D

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