DP Technology社がCAMソフトウェア「ESPRIT 2020」をリリース
2020年 4月 6日
DP Technology社 2020年4月2日
2020年4月2日 ―― DP Technology社は2020年4月2日、同社製CAMソフトウェアの最新版となる「ESPRIT 2020」をリリースした。ESPRIT 2020における最大の更新点として、同ソフトウェアのCADインターフェイスと、特定のマシンツール用の新規または改善されたソリューションが挙げられている。
ESPRIT 2020では、スイス型機械加工機用のアップデートが多数実施されている。スイス型機械加工機は、小型で、特に複雑な部品を加工できることを特徴としており、骨ネジなどの医療用器具は一般的にスイス型機械加工機を用いて製造される。
ESPRIT 2020アップデートでは、以下の機種をはじめとして、200種以上のスイス型機械加工機モデルへのサポートが追加または改善されている。
- Citizen D25(3チャネル、3Y軸、3Z軸、および全面および背面B軸付)
- Star SV-38R(3チャネル、B軸付)
- Tsugami SS38(B軸付チャック可変スライディングヘッドストック旋盤)
- Tornos社製機械
- ツガミ社製機械とシチズン社製機械用のレーザー切断オペレーションのシームレスな統合
- Willemin-Macodel社製MTシリーズ機械
2020アップデートでは、以下の最新CADソフトウェアにも対応している。
- SOLIDWORKS 2020
- Solid Edge 2020
- PTC Creo 6
- NX 1847
CAD対応の改良により、機械加工を開始する前の設計と視覚化作業を改善することができる。あらゆる新規部品の設計や最適化において、CADモデリングは不可欠な作業であり、さまざまなソフトウェアの種類がそれぞれ異なるモデリング技術に特化している。
加えてESPRIT 2020では、以下の機械におけるターンミル加工への対応が強化されている。
- Index G200およびG220(B軸マウント型ディスク旋盤および2タレット式/3タレット式旋盤)
- Miyano BNE 51 MGY(3X軸および3Y軸)
- Traub TNX(最大4ツールキャリアでの同時独立機械加工)
- CMZ TTL(2タレット・2スピンドル)
これらに加えて、本製品リリースでは拡張型プロファイルスレッディングおよびプロービング機能が導入されている。