MakerOS社がコラボレーションソフトウェア「MakerOS」をアップデート

2020年 9月14日

MakerOS社 2020年9月10日

2020年9月10日 ―― MakerOS社は2020年9月10日、同社製コラボレーションソフトウェア「MakerOS」の最新版をリリースしたと発表した。同最新版により、3Dプリントおよびデジタル製造チームのメンバー同士で、あるいはクライアントとの情報交換をより容易に行えるようになるとしている。MakerOSの最新版では、自動化された見積りシステムや3D CADファイルビューアー、Client Portal、および新規プロジェクトボードシステムに対して大規模なアップデートが実施されている。これらの機能強化を組み合わせることで、営業チームと技術チーム間での情報共有を改善し、ワークフローの効率化やより迅速な製品開発が可能となるとしている。

オレゴン州ポートランドを本拠とするHydra Research社の創設者にしてCEOのJohn Kray氏は、「MakerOSにより、弊社の3Dサービスのプロジェクト管理を劇的に効率化することができました。あらゆる情報交換やCADファイルおよび参照ファイル、および請求書を単一のオンラインポータルを通じて容易にアクセスできるようになったことが、同製品によってもたらされた最大の利点です。これは、それぞれのクライアントとのEメールスレッドに必要な情報が散在していることと比較してはるかに優れています」と述べている。

チーム間またはクライアントとのコラボレーションをこれほどのレベルにまで高めた最新版のMakerOSの注目すべき機能として、Communication HubとProjectボード、およびClient Portalが挙げられている。

Communication Hubを通じて、MakerOSはユーザー企業やそのクライアントに対して、Eメールのやり取りではなく、目的により適した異なる選択肢を提供する。Communication Hub内のメッセージは個々のプロジェクトに固有のものとして紐づけられる。プロジェクトマネージャーや関係するクライアントは、メッセージに3D CADファイルやそのほかのファイルを添付することが可能で、添付ファイルはプロジェクトに固有のファイルレポジトリへ保存される。

また、新たにオンライン3D表示・検査ツールがMakerOSへ完全に統合されている。これらの新規ツール群では、多くのスライサーソフトウェアと同様の機能が利用できるようになっており、MakerOS以外のソフトウェアを立ち上げることなく、クライアントエクスペリエンスのためのオールインワンプロジェクト管理を可能としている。

MakerOS社創設者にしてCEOのMile Moceri氏は、「MakerOSプラットフォームは、3Dプリントおよび製造チームのための究極のビジネスオペレーティングシステムを目指しています。MakerOSプラットフォームほど深くエンジニアリングデータを理解し、営業プロセスと接続できるようなプラットフォームはほかに例がないため、(MakerOSを活用することにより)3Dプリント企業やメーカーの成功率を高めることができるでしょう」と述べている。

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