aPriori Technologies社が製品コスト管理ソリューション「aPriori 2020 Release 1」をリリース
2020年 9月23日
aPriori Technologies社 2020年9月18日
2020年9月18日 ―― aPriori Technologies社は2020年9月18日、同社製製品コスト管理ソリューションの最新版となる「aPriori Release 1」をリリースした。aPriori Release 1(aPriori 2020 R1)では、同社が「Matrix Costing」と呼ぶ強力な新機能が導入されており、ユーザーによる少数の基本的な項目の入力情報を元に、複数のあるべきコストシナリオを自動的に生成することが可能となっている。Matrix Costing機能により、生産拠点を遠隔地から国内や近隣国へ戻すなどの取り組みや、自社のサプライチェーンを最適化し、想定外の問題の発生に対して強靭性を発揮できるよう策定されたあらゆる計画における意思決定をより容易に行えるようになるとしている。
aPriori 2020 R1では、Matrix Costingに加えて、以下の新機能導入や機能強化が実施されている。
- さまざまな種類の業種や部品に対応可能な、自動化されたインベストメント鋳造製造プロセスグループおよびコストモデル。
- 自動化されたマルチショット成形製造コストモデル。
- リング鍛造やファイバーレーザー加工、機械加工切削データのアップデート、フライス荒加工とコンタリング加工の改善、切削加工における六角棒材への対応、および押出成形製造コストモデルと複合材製造コストモデルに関する大幅改善など、その他さまざまな製造プロセスコストモデルに関する新規導入および強化。
aPriori 2020 R1では、クラウドベース製品であるCost Insightシリーズにおいても、以下の内容をはじめとした多数の機能強化が実施されている。
- Cost Insight Designにおける2モデル機械加工への対応や、エンドユーザー支援用アプリガイダンスの強化、およびCREOやCATIA、NX、およびSOLIDWORKS用CADプラグインの導入。
- 自動化された分析および積極的通知ソリューションであるCost Insight Generateの機能の継続的拡張。
- ソフトウェアの展開と保守を大幅に改善し、迅速化するためのマルチテナントサービス。
- 製品開発チームメンバー間でのコラボレーションを強化するためのユーザー管理ワークフローの改善。
Cost Insight Generateは、目まぐるしく移り変わる競争の激しい環境にさらされている世界的な製品開発チームの課題を解決できるように設計された製品であり、各企業の将来的なシミュレーションソフトウェア実装手法を変革するとしている。Cost Insight Generateによって提供される主な機能は以下の通り。
- 初回の解析を起動するためのエンドユーザーによる操作を必要とせず、PLMシステムへのコンポーネントのチェックイン時にデジタルツインCADモデルの製造性分析およびコスト計算を自動実行。
- 製造コストおよび製造性に関する問題が最大であるような部品の迅速な特定。
- 問題のある部品が抱えている最も大きなコストドライバーの強調、およびその対処法に関するガイダンスの提供。
- 自動的なレポート生成および設計者やマネージャー、調達部門のサプライチェーンマネージャー、あるいはその他社内の適切な人物全てに対するメール配信。