Nanoe社が新型3Dプリント用フィラメント「Zetamix H13」を発表

2021年 1月27日

Nanoe社 2021年1月22日

Nanoe社は2021年1月22日、H13鋼ベースの新型3Dプリント用フィラメント「Zetamix H13」を発表した。H13は、高温条件下でも高い強度を保つことができる耐熱鋼。同材料は、熱間加工や冷間加工用の金型用途で広く利用されており、さまざまな押出成形用のダイや射出成形用金型の製造のために用いられている。今回発表されたZetamix H13フィラメントは、FFF(熱溶解積層)式3Dプリンターでの利用に対応するほか、後処理についても、90%以上の密度を達成するために管式加熱炉による1段階の熱処理のみとしている。ZetamixテクノロジーとH13鋼が組み合わさることで、除去型加工では製造不可能な複雑な部品や金型のオンデマンド製造が可能になるとしている。同フィラメントは既存のFFF式3Dプリンターと環状加熱炉で利用できるほか、プリンターと環状加熱炉を含むキットを10,000ユーロ(約1,260,000円)以下で販売予定としている。

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