Stratasys社が「F123」シリーズ3Dプリンター向け炭素繊維強化材料「FDM ABS-CF10」を発表
2021年 2月17日
Stratasys社 2021年2月16日
Stratasys社は2021年2月16日、同社製「F123」シリーズ3Dプリンター向けの複合材料となるABS樹脂ベースの炭素繊維強化材料「FDM ABS-CF10」を新たに発表した。FDM ABS-CF10はチョップドファイバーを10%混合しており、金属部品の代替として使用することができる。同材料は金属材料よりも軽量で、標準的なABS樹脂よりも強度と剛性が高く、精度も高いとしている。また、水溶性QSR Support材料により、複雑な部品の3D造形においても手作業でのサポート材除去処理を不要としている。同社は、FDM ABS-CF10材料の適用先として航空宇宙産業や自動車産業、あるいは産業機械産業などを想定しており、産業用ロボットのエンドエフェクタや組み立てライン用の位置合わせ治具などの製造に利用できるとしている。