Digital Metal社が3Dプリント用純銅粉末材料「DM Cu」を発表
2021年 3月 2日
Digital Metal社 2021年2月26日
Digital Metal社は2021年2月26日、バインダージェッティング法による3Dプリント用の純銅粉末材料となる「DM Cu」を発表した。同社製3DプリンターDM P2500でDM Cu材料を用いることで、製造現場で99.9%純銅製の部品を3D造形できるようになるとしている。非常に熱伝導性の高い純銅材料は、熱交換器や配管、およびエンジンや電子機器用のヒートシンクなどの熱輸送用コンポーネントに広く用いられている。加えて、延性と電気伝導性にも優れることから、配線などの電気接続部の製造にも幅広く利用されている。バインダージェッティング法とDM Cu材料を用いて同社が行ったテストでは、軽量ながら十分な剛性を持つ、リブ付薄肉ホーン型導波管アンテナの造形に成功している。