Mantle社が金属3D造形技術「TrueShape」を発表

2021年 3月 4日

Mantle社 2021年2月24日

Mantle社は2021年2月24日、金型部品製造用として設計された金属3D造形技術「TrueShape」テクノロジーを発表した。同社によれば、TrueShapeテクノロジーにより、金型産業の時間とコストを要する開発サイクルを数か月単位で短縮することができるとしている。TrueShapeテクノロジーは、積層造形法と除去的(機械加工による)仕上げ加工を単一のハイブリッド過程へまとめるもので、正確な位置決めシステムと押出型のプリントヘッドを用いて流動性のある金属ペーストを部品形状に合わせて造形した後、高速切削によって成形し、部品表面仕上げや詳細形状を改善する。機械加工後に材料の融点以上の温度で焼結処理を行うことで、中実で密度の高い金属部品とすることができる。同社によれば、TrueShapeテクノロジーは精度と表面仕上げに優れるのみならず、金型産業における厳しい要件を満たす独自の高強度鋼金属ペースト材料を利用できるとしている。

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