Aston Martin社がサスペンションの3D造形でDomin社と提携

2021年 3月10日

Aston Martin社 2021年3月8日

イギリスの高級スポーツカーメーカーであるAston Martin社は2021年3月8日、Cranfield大学および油圧システムメーカーのDomin社と協力し、3D造形法を用いた世界初のサスペンションを開発すると発表した。FAST(フルアクティブサスペンションテクノロジー)プロジェクトと名付けられた同プロジェクトでは、Domin社の積層造形に関する独自技術を活用し、今後6か月で高級車向けの業界標準サスペンションシステムを開発することを目指す。同サスペンションで用いられるDomin社独自のバルブ技術は、3D造形法によって作成され、同時に作動流体を移送可能な25の流路を備えるコアを特長とする。発表によれば、同コア部品の曲線的な形状を実現するためには、Domin社の高度な機械加工能力と3D造形法が不可欠としている。

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