Cummins社、バインダージェット3D造形法を用いた部品の量産準備に目途

2021年 5月11日

Cummins社 2021年5月5日

大手エンジンメーカーのCummins社は2021年5月5日、GE Additive社の金属バインダージェット技術による3D造形部品の初期生産に関する認証取得準備を完了し、積層造形とインダストリー4.0の推進に関する同社の目標におけるマイルストーンへ到達したと発表した。同社によれば、今回認証取得を予定しているのはCummins Emission Solution用のランスチップアダプター(排気ガス浄化用液体を噴霧するために使用される部品)で、今年下半期での正式な量産開始を計画している。Cummins Global Manufacturing社バイスプレジデントのTim Millwood氏は、「3Dと積層造形に関する弊社のロードマップにおいて、今回の発表は極めて重要なマイルストーンであり、非常に興奮しています。適切な技術を用いてより安価に、かつ従来よりも迅速に必要な部品を造形するために、さまざまな積層造形技術の活用が可能となる転換点に我々は立っています」と述べている。

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