Spatial社が2021 1.0.1バージョン製品群をリリース

2021年 5月19日

Spatial社 2021年5月13日

Spatial社は2021年5月13日、2021 1.0.1バージョンの同社製製品群をリリースした。3Dデータ変換用ツール3D InterOp 2021 1.0.1では、IFCファイル内のクラスをフィルタリングする機能が追加されている。これにより、特定のIFC構造クラスから建築要素を、ほかのIFCクラスから機械または電気部品をインポートするなど、IFCモデル内の特定のデータをインポートすることが可能となる。メッシュ生成ツールの3D Precise Mesh 2021 1.0.1では、高速流体を考慮するCFD解析において重要な境界層メッシュの作成が可能となっている。境界層メッシュを解析モデルへ追加することにより、船殻周りの水流や、航空機の翼面周りや空調システムのダクト吹き出し口近傍の気流などのCFD解析を行う際の精度を改善することができるとしている。また、ジオメトリカーネルのCGM Molder 2021 1.0.1では、金属3D造形におけるサポート構造作成用の新規演算子が追加されている。このため、従来よりも迅速に多孔性パターンを含むサポート構造や、プリントトレーへのアンカーを生成できるようになるとしている。

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