Zemax社が光学設計ソフトウェア「OpticStudio 21.2」をリリース

2021年 5月27日

Zemax社 2021年5月27日

Zemax社は2021年5月27日、同社製光学設計ソフトウェアの最新版となる「OpticStudio 21.2」および「OpticsBuilder 21.2」をリリースした。OpticStudio 21.2では、新規モジュールとなるOpticStudio Structural, Thermal, Analysis and Results(STAR)が導入されており、有限要素解析(FEA)パッケージとOpticStudioとの間でのやり取りを単純化し、効率化することが可能となっている。OpticStudio STARモジュールツールを用いることで、さまざまな解析パッケージで計算された構造解析および熱解析データセットを直接OpticStudioへ読み込み、構造的負荷と熱的負荷がシステムパフォーマンスに対して与える影響度を容易に特徴付けるとともに、視覚的に確認することができるとしている。加えて、OpticStudio 21.2では、Tilt(傾斜)ツールとDecenter(偏心)ツールへ軸外回転軸が追加されており、機械的なマウント構造に基づいて現実的な傾斜や偏心を容易に設定できるようになっている。

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