Nanovia社が新型3Dプリント用フィラメント2種を発表
2021年 6月17日
Nanovia社 2021年6月14日
Nanovia社は2021年6月14日、新型3Dプリント用フィラメントの316Lステンレス系フィラメントの「Nanovia Mt Inox 316L」と、セラミックシリコンカーバイド系フィラメントの「Nanovia Cr SiC」を新たに発表した。これら2製品はいずれもエクストルージョン(フィラメント押出)式3Dプリンターによる中実構造の金属またはセラミック部品の製造用として開発されており、焼結工程によって部品の密度を増加させることができる。Nanovia Mt Inox 316Lは、210度から230度程度に対応可能な一般的なFDM(熱溶解積層)式3Dプリンターを用いてステンレス部品を製作することが可能で、後処理として焼結処理を行うことで完全に緻密(ちみつ)なステンレス部品とすることができるとしている。一方、Nanovia Cr SiCを用いた場合は、非常に強固で、最高2000度の耐熱性を持つ部品を製作することができるとしている。