Voxeljet社がAGC Ceramics社と共同で新型セラミック系3Dプリント用材料「Brightborb」を開発

2021年 6月22日

Voxeljet社 2021年6月16日

Voxeljet社は2021年6月16日、AGC Ceramics社と協力し、インベストメント鋳造用のセラミックシェルおよび中子の3Dプリントでの利用を目的とした新たなセラミック材料となる「Brightborb」の開発を発表した。Brightborbは、AGC Ceramics社によって開発され、Voxeljet社のMaterial Certification Lab(材料認証研究所)で認証を受けた材料。同材料は2021年7月の商用での販売開始を予定している。同材料はVoxeljet社のVX1000プラットフォームを用いて開発され、粒子の平均サイズを50μm、層厚は100μmとし、無機系バインダーを用いて選択的に接着される。この無機系バインダーは環境親和性の高さを特徴としており、成形時には水蒸気以外生じないとしている。加えてBrightborbは、造形後に実施される1,400度での焼結時においても1%未満の収縮率を実現しており、非常に微細な形状の中子製作のための利用にも適するとしている。

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