PANGEA Aerospace社とAENIUM社がNASAのGRCop-42を使用した3Dプリント製推進システム開発に向けて提携
2021年 7月12日
PANGEA Aerospace社 2021年7月6日
ロケットエンジンメーカーのPANGEA Aerospace社は2021年7月6日、3Dプリント製推進システムの開発と製造に向けた業務提携を発表した。同システムはロケットエンジンに特化した、欧州の航空宇宙市場にて流通しているNASAの銅合金GRCop-42をベースとしている。NASAが開発したこの3Dプリント可能な銅-クロム-ニオブ超合金は高い伝導性と強度を持ち、液体燃料ロケットやほかの燃焼装置といった高熱利用のために設計されている。AENIUM社は材料科学と積層造形の、PANGEA社は推進システムの知見を活かし、両社はPANGEA社の「DemoP1」エアロスパイク推進システムの開発と製品化に向けて共同事業を展開するとしている。