Sintavia社がGRCop-42銅合金積層造形技術を開発

2021年 7月30日

Sintavia社 2021年7月28日

Sintavia社は2021年7月28日、ロケットエンジンの燃焼室を構成する部品の製造用としてNASAや民間宇宙飛行会社によって広く利用されている銅合金GRCop-42材料を用いる積層造形技術を開発したと発表した。同技術は、EOS社のM400-4積層造形機に独自の造形パラメーターを適用したうえで、後処理として熱処理を組み合わせたもので、造形後のGRCop-42製部品の最小充填率は99.94%、最小引張強さは28.3 ksi(約195 MPa)、最小降伏強度は52.7 ksi(約363 MPa)で、最小伸び率は32.4%であったとしている。同社が開発した手法では、HIP(熱間等方圧加圧)法による後処理を不要としており、製造時間を短縮し、製造コストを削減できるとしている。

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